英文誌編集委員会報告(2012年)

1)発行状況
 第11巻1号(原著6編,短報3編76ページ)を6月末に発行した.例年1号には特集が提供されるが,特集号の引き受け編集者を選出できず,特集掲載は断念された.2号(原著4編,短報3編52ページ)を12月末に発行した.

2)編集状況
2012年1月-12月(12/31現在)
総投稿数 19
受理数 6 採択率 40 % [受理数/(総投稿数−審査中数−その他)]
却下数 7(うち編集委員会却下数 4)
審査中数 3
その他 1

3)責任編集体制の変更
 2012年からの委員長交代に伴い責任編集体制が改定された.これまでは編集委員長が責任編集者を兼務しない場合でも,査読に関する事務作業はすべて編集委員長もしくは副委員長が査読者および著者と仲介する形で行なわれていた.新体制では原稿受付の後,査読に関する作業はすべて責任編集者に委託し,結果が編集委員長に推薦され,最終結論は編集長が判断するものとされた.新方式は,編集委員長から各責任編集委員への個別対応で実施してきたが,10月に責任編集の手引きが作成され,正式な運用がはじめられた.手引きについては漸次改定が行なわれる.
責任編集者
天野達也, 水田拓,西海功, 中村雅彦(3),高木昌興(7), 高須夫悟, 上野裕介,綿貫豊,山口典之(2)
(括弧内は対応数,責任編集者には査読前の専門的見地からの相談者を含む)
査読者
Tim W. Fawcett,藤岡正博,布野隆之,長谷川理(2),長谷川克,濱尾章二,堀江明香,笠原里恵,小高信彦,川路則友,宮崎正峰,水田拓,森口紗千子,中村雅彦,Zoltan Nemeth,西海功(2),大和田守,Caroline M. Pond,坂巻祥孝,佐藤克文,関伸一,相馬雅代,高木昌興,高須夫悟,植田睦之,雲野明,渡辺佑基,安尾しのぶ,山口典之(2),和田岳(括弧内は対応数)

4)科学技術振興機構(JST) J-STAGE3投稿審査システム 審査結果
 科学技術振興機構は国内の学会に対し,電子投稿審査システムに必要な利用代金を負担するサービスを実施している.Ornithological Science はH24年度運用枠に応募したが,不採択となった.今回は応募が多く,J-STAGE利用規約,投稿審査システム利用規約に基づき,H21-23年度の投稿数実績,H25年度の投稿数見込,J-STAGEへの登載実績の3点をもとに,費用対効果等の観点から総合的に判断され優先度が審査された. H25年度以降の運用開始枠とされたが,今後いつ採択になるかは不明である.

(英文誌編集委員長)