2009年度評議員会報告

期日:2009年9月19日(土) 17:30〜20:30
場所:北海道大学水産学部

出席評議員:江口和洋、江崎保男、藤岡正博、藤田 剛(企画委員長)、樋口広芳、日野輝明、亀田佳代子(庶務幹事)、永田尚志(基金運営委員長)、中村浩志、中村雅彦(英文誌編集委員長)、西海 功(事務局長)、高木昌興、上田恵介(IOC招致委員長)

欠席評議員:尾崎清明、山岸 哲

各種(小)委員会代表ほか:濱尾章二(和文誌編集)(次期評議員)、早矢仕有子(鳥類保護)(次期評議員)、亀谷辰朗(鳥類記録)、柳澤紀夫(鳥類目録)、百瀬 浩(広報)、酒井秀嗣(男女共同参画)、岩見恭子(図書管理)

事務局:山口恭弘(会計幹事)、染谷さやか(事務局補佐員)
監事:堀田昌伸

報告・審議事項
1)事務局関係報告
a) 会員動向
b) 選挙結果の報告
c) その他(名誉会員清水和雄さんご逝去)

2)予算関係報告
a) 2008年度決算報告
b) 2009年度予算進捗状況の報告

3)各種委員会報告(委員会報告を参照)

4)審議事項
a) IOC日本招致に向けて意見交換
IOC招致委員会からbid paperの案も含めて報告を受け、審議を行ったところ、以下の合意を得た。
1.ヤマガラのロゴマークは原案ができているが、これを参考にしてプロのデザイナーに作成してもらう。

b) 次期委員会体制について
各種委員会について、今期までの委員の退任と次期(2010年1月1日から2011年12月31日まで)新委員の提案があり、提案通り承認した。

c) 企画委員会審議
 (1) 企画委員会規定の改定について
男女共同参画活動を規定に明文化するため、下記の通り改定することを承認した。

【改定案】(下線部分を追加)
第2条 企画委員会は上記の目的を達成するため,必要な活動を行う.
 1)シンポジウム,国際鳥学セミナー,講演会などを企画する.
 2)鳥学研究に役立つ,公開あるいは募集制によるワークショップおよび講座を企画あるいは援助する.
 3)鳥学研究にたずさわる者が性別にかかわりなく,その個性と能力を発揮できる研究環境づくりのために男女共同参画活動を行う.
 4)そのほか会長あるいは評議員会からの鳥学研究を促進する企画や学会活動に関する諮問にもとづきそれを協議するとともに,これらに関する提言をする.

 (2) 大会時の託児室の予算見積について
大会時の託児室の経費として、学会予算に6万円を計上することを承認した。

d) 和文誌委員会審議
第一著者が非会員、責任著者が会員という投稿の希望が寄せられており、投稿を活性化するため、下記の通り規定を改定することを承認した。

【改定案】(下線部分を追加)
第2条(投稿資格)
 投稿の第一著者あるいは責任著者は本学会員のみとする。ただし、編集委員会が認めた場合は、この限りではない。投稿論文は、未発表であるとともに、同時期に他の雑誌に投稿されていないものに限る。

e) 賞の見直しに関する報告と審議
現在の鳥学会の賞の体系では対象とならない層もカバーできるように、ワーキンググループによって賞の見直しが行われた。その報告を受けて審議した結果、若手研究者のための黒田賞を新設すること、奨学賞は「内田奨学賞」として存続することを承認した。

f) 鳥学会100周年記念事業について
 (1) 100周年記念出版検討委員会について
平凡社が市販本として出版することに合意し、ライター、編集体制、本の体裁等が決まってきた。今後の検討と対応のため、100周年記念出版検討委員会を発足することを承認した。
   ・100周年記念出版検討委員会の発足
    委員会の名称:100周年記念出版検討委員会
    目 的:100周年記念出版の発行
委 員:山岸 哲(委員長)、中村 司、唐沢孝一、濱尾章二、鶴見みや古
 (2) 100周年記念式典、記念展示について
記念式典と記念展示を、100周年記念事業として国立科学博物館で実施する方向で、さらに検討を進めることを承認した。
 (3) 100周年記念事業実行委員会について
100周年記念事業実行委員会(親委員会)を立ち上げ、中村浩志現会長が委員長に就任することを承認した。

g) 2010年度予算案
予算案を承認した。

h) 2011年日本鳥学会大会開催地について
大阪市立大学の高木昌興さんのところで開催することを承認した。

i) 総会議事次第(案)の確認

j) 名誉会員の推薦
樋口広芳前会長を名誉会委員に推薦することを承認した。

k) 任意団体の課税と公益法人について
任意団体への課税の動きがある中で、学会の公益法人化が進んでいることから、今後さまざまな意見や情報を収集していくこととなった。

l) 次期事務局体制について
新会長の挨拶の後、次期事務局体制の報告と、副会長の互選が行われた。
副会長に選ばれる人が次期会長であるとの誤解が生まれないことを考慮し、年齢が若く事務局長を2期務めた西海功氏が推薦され、承認された。

    <次期事務局体制>
    会長 江崎保男
    副会長 西海 功
    事務局長 高須夫悟
    庶務幹事 和田 岳
    会計幹事 亀田佳代子
    監事 藤田泰宏、大迫義人