和文誌編集委員会報告

I.日時:2007年 9月21日 15時~18時

II.場所:熊本大学総合研究棟208会議室

III.出席者: 濱尾章二(副委員長,委員長代理),藤田 剛(副委員長),
        市橋秀樹,山口典之,植田睦之,高木昌興,新妻靖章,綿貫 豊
  欠席者:岡 奈理子(委員長),佐原雄二
  オブザーバー(次期委員):渡部良樹,橋本啓史

IV.報告と協議事項

  1. 日本鳥学会誌編集状況
     今年度から4月,10月の定期刊行を目標に,大会報告等記事の掲載号を一部変更した. 第56巻1号 は総説1報,原著論文4報,短報1報,観察記録3報を収録し,90頁で4月に刊行した.印刷中の 第56巻2号 は,巻頭言と総説がそれぞれ1報ずつ,原著論文,短報,観察記録を3報ずつ収録,入稿し,約110頁で10月に刊行する運び.詳細は,第56巻2号201頁にて報告ずみである.
  2. J-STAGEへの最近号の掲載等
     平成18年度の評議員会の承認を受け,平成19年春から J-STAGE (科学技術情報機構JSTが運営する科学技術情報発信・流通システム)での公開を,和文誌 第55巻第1号 から順次開始した.公開対象は,刊行後24ヶ月を経過しない論文については, パスワードによる認証 を利用して会員のみとすることが先の評議員会で決まっている.
     公開記事の範囲は,MLで討議の結果,査読を受けた論文(原著,短報,技術報告,観察記録),意見と,巻頭言など和文誌編集委員会が必要と認めた記事となった.J-STAGE掲載前に不備などをチェックするプレビュー体制を,和文誌HP担当委員を中心に,委員長,副委員長ら数名のメンバーで,同時発足させた. 公開開始から7月31日までの期間中の利用状況は,書誌事項に対して計618件のアクセスがあった.内訳は日本語頁が422件,英語頁が196件であった.国別では,日本472件,ドイツ108件,米国22件,中国7件,インド4件,韓国4件,イタリア1件となっていた.
  3. Journal@rchiveの進捗状況
     平成18年度,著作権が鳥学会に帰属することを鳥学会誌(第55巻2号)で 告示 .平成19年度,JSTと契約し,バックナンバーの学会不足分を山階鳥研,森林総研がJSTへ貸与し,JSTにより全バックナンバーのPDF化撮影作業が夏に実施された.JSTによる PDF化の編集作業が終了したものから,順次公開の運び.  Journal@rchive(科学技術情報機構JSTが運営する学術誌バックナンバー電子化事業) は学会の資料置場ではなく,学術情報の発信プラットホームであるとのJSTの意向により,MLで討議の結果,掲載範囲は,戦前の第1巻~第11巻では個人情報を除き全文掲載するが,第12巻(1947)~第54巻(2005)は,原著論文,総説論文,短報,論説,技術報告,観察記録,意見,資料などとすることが決まった. 。
  4. 「日本産鳥類記録リスト」の取り扱い
     「日本産鳥類記録リスト」は投稿原稿ではなく委員会報告であることの再確認と,日本産鳥類記録リストの各種メタデータのDB化の是非と実行性を議論し,委員会のページに内容が掲載されることから,DB化は行わない結論になった.「観察記録」の種名,観察地のキーワード化は,印刷会社と相談して決めることとした.
  5. 学会HP内の和文誌サイト
     学会HP内の和文誌サイトの更新と管理を,2005年11月に旧HP委員会から引き継いでいる.アクセス数は,一年を経過した2006年10月に 5千アクセス,2007年5月には1万アクセスを越えている.

〔和文誌編集委員長〕