IOC招致委員会報告
日 時:2008年9月12日(金)12:00〜13:00
場 所:立教大学11号館2F(A204)
出席者:上田恵介(委員長)、樋口広芳、永田尚志、百瀬 浩、金井 裕、尾崎清明、西海 功、高木昌興、藤田 剛、中村雅彦、日野輝明、綿貫 豊、藤岡正博、藤原宏子
1)IOC招致委員会の構成(役割分担)を決定した。
委員長:上田恵介
副委員長:永田尚志、百瀬 浩
委員:金井 裕、尾崎清明、濱尾章二、高木昌興、藤原宏子、藤田 剛、中村雅彦、日野輝明、綿貫 豊、藤岡正博
学会事務局長:西海 功
アドバイザー:樋口広芳
監事:堀田昌伸、植田睦之
*その後、評議員会の承認の下10月23日より須川恒、高須夫悟の2氏を新委員として補充した。
2)学会事務局から要請のあった下記の5項目について検討した。
1.2010年IOCブラジル大会までの招致活動計画の概要について、日本招致の資料(紙)は永田副委員長が作成中。日本語版パワーポイントは百瀬副委員長が作成し、ほぼ完成した。
2.開催までの準備期間中の予算として中村基金を使ってもよいとの了解を寄付者である中村氏、及び基金運営委員会の了解を得て、とりあえず必要な出費について、中村基金100万円の活用と使途についての予算案を作成した(下記)。
2008年度 Homberger氏の来日・視察費用 30万円
2009年度 ロゴ作成費用 30 万円、国内委員会旅費 20万円
(2008年度については、東京観光財団の補助を申請するので、認められれば、半額負担ですむ。申請書はすでに提出したと西海委員から報告があった。)
3.2014年IOC日本開催計画の詳細の検討
大会日程はお盆など、夏休みの交通機関などの問題を考慮して、2014年8月18日(月)〜24日(日)に決定した。エクスカーションについては、お盆があるのでプレコングレス・ツアー(大会前ツアー)を短めにすることも話し合われた。また候補地については、タンチョウ(北海道)、メグロ(小笠原)、ヤンバルクイナ(沖縄)などの案が出された。
4.日本招致映像(英語版)の作成はDominique Homberger氏の来日に合わせて、10月6日までに百瀬副委員長が作成することに決まった。
5.IOC事務局長Dominique Homberger(10月4日来日)への対応
招聘費用は中村基金から支出する(東京観光財団から半額補助)。
(1)こちらの委員メンバーを紹介し、資料とパワーポイントを見せて、意見を聞く場を設定する(10/6)、(2)会場や観光地を見てもらう(案内:上田10/4-6)、(3)セミナーをお願いする(東大10/7, 奈良女子大10/8)、の3つが決まった。
*次の通りIOC事務局長を10月4日〜10日に招聘し、開催地としての適性や誘致の準備状況を説明した。6日午後に立教大学で関東在住の招致委員9名との会議をもち、百瀬副委員長がパワーポイントで東京開催のメリット(安い参加費、安全で交通が便利な開催地、十分な宿泊場所と会議設備、魅力的なプレ&ポストコングレスツアーや東京周辺のバードウォッチングサイト、スタッフの充実など)について説明し、永田副委員長が予算の見積について説明した。Homberger事務局長から非常に良くオーガナイズされているとの高い評価をもらい、アジアでの鳥類学の発展に繋がるようにとのアドバイスを受けた。10月7日は東京大学で、10月8日は奈良女子大学で鳥類の起源と進化に関する講演をいただき、また関西の招致委員との交流会をもった。招聘費用は中村基金から支出され、航空運賃および東京での滞在費用282,048円のうち半額の141,024円については東京観光財団から助成を受けた。
3)2010年ブラジルに向けての活動
リーフレットの作成(2010年)と、日本から多数の参加を組織することの議論及びシンポジウムへの応募状況(6月締切)について話し合われた。
4)団体協賛
立教大学(総長)については英文の文書を大学が作成中であるとの報告が上田委員長からあった。これ以外に、環境省・文部科学省からも早めにもらうことが提案された。以下は急がなくてもよいが、2010年頃までに下記の諸団体からの協賛を呼びかけることになった。
NPO WWF,保護連盟、Bird Life Asia
企業協賛 光学メーカー(ニコン、コーワ、キャノン、
スワロウスキー)、サントリー、携帯関係
自治体協賛 東京都、豊島区
学会協賛 行動学会、生態学会、自然史学会連合
アジアの鳥学会 韓国、中国、台湾の鳥学会
議論の中では、とくにアジアの鳥学会の協賛を得ることが重要であろうとの指摘がなされた。
5)ロゴの作成
ロゴをつくることにより、国内における気運を盛り上げることにつながるので、日本固有または準固有種(ヤマドリは学会ロゴなので別の種)を参加者からあげてもらったところ、サンコウチョウ、ヤマガラ、ヤンバルクイナ、アカヒゲ、コマドリ、モズ、セグロセキレイの7種がリストアップされたので、この中からIOCロゴにふさわしい鳥を大会で人気投票してもらうことになった。
(IOC招致委員会委員長)