2008年度評議員会報告

期日:2008年9月12日(金) 17:30〜22:55
場所:立教大学 11号館A204教室

出席評議員:江崎保男、藤岡正博、藤田 剛(企画委員長)、樋口広芳、日野輝明、亀田佳代子(庶務幹事)、永田尚志(基金運営委員長)、中村浩志、中村雅彦(英文誌編集委員長)、西海 功(事務局長)、尾崎清明、高木昌興、上田恵介(IOC招致委員長)

欠席評議員:江口和洋、山岸 哲

各種(小)委員会委員長:濱尾章二(和文誌編集)、早矢仕有子(鳥類保護)、梶田 学(鳥類記録)、高須夫悟(広報)、酒井秀嗣(男女共同参画)

事務局:山口恭弘(会計幹事)、染谷さやか(事務局補佐員)
監事:植松永至

報告・審議事項
1)事務局関係報告
a) 会員動向
b) 会員管理委託契約について
c) その他(出版物販売、寄贈雑誌など)

2)予算関係報告
a) 2007年度決算報告
b) 2008年度予算進捗状況の報告

3)各種委員会報告(委員会報告を参照)

4)審議事項
a) IOC日本招致に向けて意見交換
IOC招致委員会からの報告を受けて審議を行ったところ、以下の合意を得た。
1.ロゴマークは、日本の固有種、準固有種というだけでなく、日本の国際的な研究を代表するような種とすることが望ましく、選定理由を説明できるようにして決定する必要がある。
2.10月にIOC事務局長のDominique G Homberger氏が来日するので、日本に招致したい旨をよくアピールする必要がある。

b) 目録編集委員の発足
目録編集委員会の発足を承認した。合わせて、年度内の編集委員会開催と資料収集のための年度内緊急支出を承認した。

c) 鳥学会100周年事業、記念誌の出版他
中村会長からの提案を受け、鳥学会100周年事業にむけた臨時委員会を発足することを承認した。

d) 和文誌委員会
 (1) 投稿規定の改定について
代表著者(Corresponding Author)が会員であれば投稿可とする提案がなされたが、言葉の定義など投稿規定と投稿手引きの内容を再検討する必要があることから、今年度は規定の改定は行わないこととした。なお、運用については、第1著者もしくはCorresponding Authorが会員であれば投稿可ということにする。
 (2) 電子投稿・査読システムのレンタルサーバ費用について
これまで委員個人がレンタル、運用していたサーバについて、より容量の大きいサーバを学会の費用負担でレンタルすることを承認した。合わせて、他の委員会で個別に利用しているサーバについても、同じサーバに統一する方向で検討することとなった。

e) 企画委員会
 (1) 2009年度予算について
男女共同参画学協会連絡会会費およびシンポジウム参加費について、予算を確保することを承認した。
 (2) 男女共同参画小委員会による個人情報保護ガイドライン作成
企画委員会で検討の結果、今年度の審議は見送ることとした。

f) 保護委員会
 (1) 保護委員会大会決議について
「上関原子力発電所建設計画に係る希少鳥類保護に関する要望書(案)」の提案を受け、総会で承認を得た後、会長名で大会決議を提出することを承認した。

g) 基金運営委員会
 (1) 基金一覧と確定元本について
基金運用規定5条に基づく4年に1回の元本の確定が2007年度末に行われ、その結果について承認した。
 (2) 基金運用計画2008-2015年
IOC日本招致を考えてブラジル大会の助成を厚くする方向で、計画を承認した。
 (3) 委員の交代について
2008年度末で任期の切れる2名の委員について、任期を延長することを承認した。

h) 次期役員選挙方法
前回に引き続き、会長候補推薦のお知らせを学会誌に綴じ込むことを承認した。

i) 2009年度予算案
予算案が承認された。

j) 研修奨励賞の年齢制限解除と賞についての意見交換
「鳥学会における賞のあり方を考える」という意見と「立場と年齢により受賞機会が制限されていることの見直しに関する要望書」が会長宛に届き、それに対して前回の和文誌上で会長、副会長名で回答した。このことについて意見交換を行ったところ、下記のような意見が出された。
1.研究奨励賞については、30歳という年齢が適当かどうかは議論が必要だが、学生を含めて若い人を励まそうという目的で設立したのであり、年齢制限ははずすべきでない。
2.賞に関しては、評議員会の中でも様々な意見があり、十分に時間をかけて評議員会の中で検討していく必要がある。
3.会長・副会長名での「『賞に関する要望書』への回答書」については、会長・副会長の意見を中心に構成されていたが、評議員会の総意としての回答と誤解される懸念もあり、他の対応もあったという意見がいくつか出された。
4.意見や要望書を提出したような年齢、立場の人々をどう励ましていくかについては、学会としても良く考えねばならず、直接彼らと話し合いを行いながら検討していく。

k) 2010年日本鳥学会開催地について
東邦大学の長谷川博さんに引き受けていただくことに決まった。