企画委員会報告

日時:2010年9月18日(土)16:45?17:45
場所:東邦大学理学部5号館5101室

出席者:酒井秀嗣(委員長),川上和人(副委員長),牛山克巳,嶋田哲郎,藤岡正博,藤田 剛,藤原宏子,吉田保志子
欠席者:東 淳樹,早矢仕有子(委員会重複のため)
オブザーバー:三上 修,水田 拓

1)男女共同参画
 男女共同参画学協会連絡会の第3,4,5回運営員会に酒井が出席したことが報告された.さらに,10月7日(木)に理化学研究所和光研究所(埼玉県和光市)で開催される第8回シンポジウムに,藤原宏子委員が鳥学会を代表して出席することが了承された.また,大会での託児所開設については,2011年度以降も継続するよう大会実行委員会に要望し,求めがあれば委員会としても情報提供などで協力することが確認された.

2)鳥の学校
 「大会日程に続けて,9月21日(火)に百瀬 浩氏を講師として「食と農の科学館」(茨城県つくば市)で開催される,第4回テーマ別講座「鳥の鳴き声を分析しよう」には定員丁度の40名の参加申込みがあることが報告された.実際の参加者は39名で,川上和人,東 淳樹,吉田保志子の各委員に加えて水田 拓氏が補助を務めた.
 また,2011年度は植田睦之氏および濱尾章二氏に講師をお願いして,バードリサーチとの共催で第4回入門型講座として「論文の書き方講座」(仮称)を開催することが承認された.入門型講座は学生あるいはアマチュア会員を対象としていることから,休暇取得を配慮して大会と切り離して開催することになった.また,参加者の経済的負担軽減のために講師旅費は学会負担とし,首都圏以外で開催する事が了承された.協議の結果,開催地は大阪市とし,期日は2011年12月を候補に講師と調整することになった.

3)企画委員会主催シンポジウム
 企画委員会の規定には「シンポジウム,国際鳥学セミナー,講演会などの企画」が謳われているが,大会時のシンポジウムが大会実行委員会主催で行われることから,委員会が企画に携わることはほとんど無かった.
 そこで,企画委員会独自に,中・長期的視野に立って継続的なシンポジウムを行うことが提案された.一例として,「鳥害問題を考える」,「鳥類モニタリングデータの集め方と使い方を考える」,「森林と鳥,湿地と鳥,農地と鳥」,「アジアの鳥の生物地理学最前線」といったテーマが提示された.さらに,大会時の自由集会と共同して海外研究者の招致や学際的なテーマの構築によって自由集会を発展させる,あるいはいくつかの自由集会を有機的に融合させる,といった可能性が示された.また,成果物を出版,あるいは出版の支援を行うことなども提案された.
 意見交換の結果,このような企画は鳥学会活動の一層の活性化に繋がり,成果を会員に還元するとともに社会に発信する機会になるとして,具体的に準備を進めることになった.開催は2年に一度を目処として,民間助成金も含めて予算獲得を目指すことと,自由集会主催者とも意見交換を行いながらテーマの策定を行うことになった.

4)委員の交代
 藤岡正博委員が2010年で退任し,2011年より三上 修氏と水田 拓氏が新たに加わることになった.

(企画委員長)