企画委員会報告(2013年)
企画委員会では2013年度に以下の活動を行った.
1)鳥の学校
大会に連動する日程で9月17日(火)にテーマ別講座「安定同位体比入門」を名城大学天白キャンパスにて受講者23名を集めて開催した.講師は,風間健太郎(名城大・農),橋本啓史(名城大・農),伊藤元裕(国立極地研),亀田佳代子(滋賀県立琵琶湖博物館)の各氏で,下記のプログラムが実施された(本号に報告記事掲載).
趣旨説明(企画委員会副委員長 川上和人)
1.同位体分析の概略と名城大導入機械の説明(橋本啓史,風間健太郎)
実験見学(実演・説明:橋本啓史,風間健太郎)
2.同位体分析の原理と必要な試料処理・設備および費用(伊藤元裕)
3.同位体を用いた生態学・ 環境学研究の過去・現在・未来(亀田佳代子)
4.明日から同位体分析を始めるために(質疑応答形式)(回答者:亀田,伊藤,橋本,風間)
実験データ回収・グラフ化(風間健太郎)
以上,なお2014年度はIOCが開催されるため休講する.
2)男女共同参画関連
・大会実行委員会によって託児サービスと授乳スペースの設置が行われた.
・企画委員会として「日本鳥学会における男女共同参画」という表題でポスター発表を行った.この中では,男女共同参画学協会連絡会の活動と日本および日本鳥学会の現状について言及した.
・男女共同参画学協会連絡会第11回シンポジウムが10月7日(月)に東洋大学白山キャンパスで開催され,早矢仕有子委員が日本鳥学会を代表して参加した(本号に報告記事掲載).このほか,藤原宏子委員,佐藤恵会員が連絡会側役員として参加したほか上田恵介会員も個人参加した.
3)シンポジウム関連
大阪バードフェスティバル2013の行事の1つとして11月17日(日)に大阪市立自然史博物館において日本鳥学会後援としてシンポジウム「色・鳥どり?鳥たちの多様な色彩の進化と芸術への浸透?」を開催した.これは三上修委員がプロ・ナトゥーラ・ファンドの助成を受け,8月25日(土)に東京大学農学部弥生講堂一条ホールにて開催した同タイトルのシンポジウムの再演である.
4)プレス発表について
会員の優れた研究等を積極的にプレス発表していくことが2012年に委員会決定された.これには,プレス発表のタイミングや会員の所属機関内での調整等多くの問題があることが判明し,川上和人委員から資料提供を受けて委員会での検討を行った.
(企画委員長)