新設「黒田賞」の概要について

鳥学会の賞の見直しWGの答申に基づいて評議員会において、黒田賞が設けられることになった。

1.賞の目的:日本の鳥類学の発展に貢献した黒田家の功績を記念して、鳥類学で優れた業績を挙げ、これからの日本の鳥類学を担う鳥学会の若手会員に黒田賞を授ける。

2.対象者:鳥類学で優れた業績を挙げた本学会の若手会員。

3.選考方法:自薦による応募者もしくは本学会員により推薦された者の中から、業績の質・量、将来性を総合的に判断して選考する。選考にあたっては,日本鳥学会の英文誌または和文誌への本人の掲載論文の有無,及び学会での活動歴にも留意する。選考は、黒田賞選考小委員会で行い、基金運営委員会委員長から会長に選考結果を報告し、評議員会の承認で決定する。

4.賞の内容:受賞者には、賞状および黒田基金(および、学会基金)より賞金10万円を贈呈する。

5.受賞者の義務:受賞者は、受賞の対象となった研究業績について、原則として授賞式が行われる大会において講演し、その内容を含めた総説を鳥学会の学会誌に投稿する。

2010年度から黒田賞の公募を行う予定にしている。公募要領を鳥学会HPを3月までに公開し、公募の締切りは5月末日を予定している。