2006年度研究奨励賞選考報告

本年度の研究奨励賞には3名の応募があった。研究奨励賞小委員会の意見にもとづき基金運営委員会で慎重に審議した結果、下記の受賞者を選定した。
 なお、選考小委員会では、研究目的や研究内容の学問的意義・方法の信頼性・研究の将来性を中心に評価した。選考手順は文書化され、今後も踏襲されることになっている。

受賞者:富田直樹氏(大阪市立大学大学院 理学研究科)
研究タイトル:ウミネコにおける内分泌物質によるMaternal effectsの検出
選定理由:本研究は、ウミネコを研究対象に適応価を上げるための隠れた戦術として近年多くの研究者の注目を集めているMaternal effects(母性効果)を明らかにすることを目的としている。研究内容が先端的であること、研究目的を達成するための調査地及び研究材料の選考、研究テーマの設定と問題解決の具体性も秀逸と考えられることから、受賞者として選定した。

2006年度奨学賞報告

本年度の奨学賞には応募・推薦がなかったため、受賞者はなかった。
*研究奨励賞・奨学賞とも、2007年度以降、多くの方の応募・推薦を望みたい。

(2006年9月26日 基金運営委員会)