日本産鳥類記録委員会活動報告

日時:2007年9月21日(金)13:00〜15:00

場所:熊本大学総合研究棟204会議室

出席者:平岡考(委員長),池長裕史,梶田学(副委員長),金井裕,川路則友,西海功,柳澤紀夫(欠席:亀谷辰朗)

日本産鳥類記録委員会として,昨年度の報告以降に行った活動は次のとおりである.

1) 記録僅少種に関して収集した記録の一部を,「日本産鳥類記録リスト(7)」として,日本鳥学会誌55巻2号に掲載し,「日本産鳥類記録リスト(8)」を同56巻2号に投稿済みである.今後も引き続き記録の収集を進め順次学会誌へ掲載してゆく予定である.

2) 今年3月に発足した目録検討委員会へ記録僅少種の記録を積極的に提供し,同定の検討を協力して進めた.

3) 「日本産鳥類記録リスト」は既刊のものの一部がホームページに掲載されているが,未掲載のものも順次掲載してゆく予定である.

4) 県別など各地域における鳥類目録等については順次収集を進めており,日本鳥学会ウェブサイトに掲載すべく準備を進めている.

5) 各種機関および個人所蔵の鳥類標本目録のリストアップについては,国内で発表された目録のかなりの部分を収録できたと考えられる段階に達した.これについて,日本鳥学会誌に投稿準備中である.

6) 記録僅少種の評価の参考資料として,飼育鳥(輸入鳥)の販売逸出状況について情報収集を進めている.

7) 目録第6版の内容について,一般および博物館等からの質問に随時対応した.今後も同種の質問に対応してゆく予定である.
(日本産鳥類記録委員長)