和文誌編集委員会報告
I.日時:2005年 9月16日 15時~18時
II.場所:信州大学 理学部3番教室
III.出席者: 岡 奈理子,濱尾章二,市橋秀樹,高木昌興,佐原雄二
(オブザーバー 藤田 剛,新妻靖章;欠席者 綿貫 豊)
IV.報告と協議事項
- 編集状況の報告
第54巻1号を2005年夏に,6論文(総説論文1報,原著論文3報,短報2報),観察記録3報,日本産鳥類記録リストの,計66頁で刊行した.平行して第2号の編集作業を進め,9月半ば時点で,原著2報,観察記録1報を受理,論文9報(原著5報,総説1報,短報3報)および観察記録1報を査読中である.
- 編集委員会の次期幹事と新委員について
綿貫編集幹事の退任につき,2006年から新編集幹事を濱尾章二が担当,現編集委員6人の留任と,2006年から藤田 剛(新印刷幹事),山口典之,新妻靖章,植田睦之の4氏が編集委員に加わることを決めた.
HP和文誌コーナーのリニューアルと電子投稿システムの構築,運用を決める(市橋委員が中心になり,濱尾委員,山口次期委員と担当).ニュース的記事・フォーラム用原稿の収集,鳥文献データベース(通称OWL)更新を植田次期委員が担当.
- 個人情報保護法施行への対応
2005年4月の施行に伴い,学会員の流動情報の名簿記載項目について学会事務局に検討依頼した.
- 著者サービスの拡大
論文著者へのPDFファイルの一律配布,観察記録著者へ別刷30部の無料進呈を決める.また,英文アブストラクトの校閲費を計上することを決めた.
- 遅延発行の解決方法,特に2号について
遅延の主原因の年次大会報告を平成19年から原則,翌年の1号へ送る.
- モノグラフの連載企画
最新知見の普及のためにモノグラフシリーズの収録を決める.
- 学術著作権協会への限定的電子化許諾権利の委任
- J-Stageへの参加
- 英文誌編集委員会との合同委員会
UniBio Pressの永井裕子氏から電子投稿査読システムについて情報提供を受けた.
上記2,4,7,8を評議員会に提出し,審議された結果は以下の通り.
- 新編集委員が承認された.
- 著者サービスの拡大と英文校閲料予算が承認された.
- 学術著作権協会への限定的電子化許諾権利の委任が承認された.
- 日本鳥学会誌のバックナンバーの電子図書館J-Stageへの搭載が承認された.来年度刊行する和文誌55巻は暫定的に搭載が承認された.HP訪問者による論文の自由閲覧の是非があわせて審議されたが,会員減少を憂慮する声が出席評議員の半数近くを占め,閲覧は当面,会員限定となった.
〔和文誌編集委員長〕