和文誌編集委員会報告

I.日時:2009年 9月19日(土) 14:00~15:30

II.場所:北海道大学水産学部 第6講義室

III.出席者: 濱尾章二(委員長),嶋田哲郎(副委員長)
        岡 奈理子,植田睦之,山口典之
  欠席者: 新妻靖章(副委員長),橋本啓史,市橋秀樹,渡部良樹
  オブザーバー:東 淳樹

IV.報告と協議事項

  1. 投稿規定の改定
     投稿資格について,第一著者だけではなく責任著者が会員の場合も可となるよう評議員会に審議を依頼した.(評議員会報告参照)
  2. 日本鳥学会誌編集状況
     定期刊行の実現を図り,作業を進めている. 第58巻1号 は2007年度大会シンポジウム特集を含み,総説1,原著4,短報7,観察記録4,および前年度大会報告等学会記事を収録し,4月25日に発行した. 2号 は原著3,短報4,観察記録2を収録し,10月中に発行予定である. 投稿は,ここ1年間で29編あった.原著論文の投稿は低調であるが,観察記録が大幅に増えた.このため2009年1月から,観察記録の編集にあったっては,橋本委員が編集幹事補佐役を努めている.
    *詳細は和文誌58巻2号218頁和文誌編集報告を参照
  3. 短報の基準
     昨年度大会において,会員から疑問が寄せられた短報の長さの基準について協議した結果,刷り上がり4ページ以内を5ページ以内に改めること,短報はできるだけ短く簡潔なものとなるように編集することとなった.これに伴い, 投稿の手引き を改定した.
  4. J-STAGE,Journal@rchiveへの登載状況
      J-STAGE には55巻以降(発行後2年間は会員のみに全文公開), Journal@rchive には1~54巻までが登載・公開されている.現在,戦前の一部の巻が登載されていないなどの問題点について事業者JSTに修正を求めている.
  5. 電子投稿・査読システムのレンタルサーバー
     昨年評議員会で認められた サーバー のレンタルは,広報委員会での検討を経た上,2008年11月から運用している.
  6. 学会HP内和文誌サイトの管理
      和文誌サイト には一日平均で20~30,年間では8000を越えるアクセスがある.この一年に実施した主な変更は以下の通りである.
    1.Journal@rchive,J-STAGEに登載された全記事に対する 目次ページ からのリンク作成作業を終了した.
    2. 『鳥』創刊号巻頭言 ,および 『鳥』復刊の辞 をHTML版として掲載した.
    3. 総説 ,および 特集 ヘのリンクページを作成した.
     さらに,和文誌サイトは今秋を目処に 英語版 の公開を予定しており,現在広報委員会に検討を依頼している.
  7. 著作権の利用について
     著作権に関して,さまざまなケースの利用の可否が必ずしも明解にされておらず,問い合わせも多い.機関リポジトリも一般的になりつつある.これらの状況から,どのような場合にどのように判断したらよいのかをわかりやすくし,人による判断の違いが起きることを避けるために,ガイドラインのようなものを作成する必要がある.
    *大会後原案を作成し,著作権を管理する学会事務局に検討を依頼した.その結果承認され,すでに運用されている(和文誌ホームページから著作権をご覧下さい).
  8. 委員の交代
     山口典之氏が退任し,次年度より東淳樹氏が新委員となった.

〔和文誌編集委員長〕