和文誌編集委員会報告

I.日時:2014年 8月22日(金)

II.場所:立教大学

III.出席者:日野,植田,橋本,出口,亀田,嶋田,渡部,藤田,神山
  欠席者: 東,山浦

IV.報告と協議事項

  1. 発行状況
     第63巻(2014)の1号は予定通り4月に発行され、日本鳥類目改訂第7版の解説記事を掲載した。2号は10月発行に向けて現在印刷中であり,特集として,総説3編からなる「鳥類における生活史研究」を掲載予定である。
        1号( 4月) 原著3、短報2、観察記録8
        2号(10月) 原著3、総説4、短報3、観察記録3
  2. 投稿・編集状況
     今年度の編集状況(7月21日現在)は、下表のとおりであり,投稿数についてはこの4年間で大きな変化はない。今年から委員の1人が統計部分を専門的にチェックする体制にしたことで,統計に関する査読の甘さを解消した.

     

    総説

    原著

    短報

    観察記録

    意見

    合計

    前年度繰越

    4

     5

    5

    4

    0

    18

    投稿

    2

        12

    1

    7

    2

    24

    受付

    2

    12

    0

    7

    2

    23

    受理

    4

     3

    3

    3

    0

    13

    編集中

    不受理

    2

    0

    14

     0

    1

         1

    5

    3

    2

    0

    24

     4

     

  3. J-stage搭載電子版のアクセス
     J-stageにおける過去11ヶ月間(2013年8月〜2014年6月)における和文誌掲載論文(2006年第55巻〜2014年第63巻)の全文PDFアクセス数は9,496件だった。国別内訳では国内(47%)とアメリカ(51%)でほとんどを占めていた 。原稿の種類別では、掲載数に比べて総説に対するアクセス数(1.6倍)は多かった一方で、観察記録へのアクセス(0.8倍)は少ない傾向が見られた。対象種別では、タカ目についての論文へのアクセス(1.8倍)が多い傾向が見られた。アメリカからのアクセスは自動機械収集による可能性も考えられたが、各原稿のアクセスは1〜50件とばらつきがあり、同一雑誌内でも大きなばらつきがあったため、個人によるアクセスの方が多いと考えられた.
  4. 投稿の手引きの改正
     投稿の手引きの改正を行い,観察記録の2枚目の表記法を変更したほか,電子付録での公開,翻訳本の引用の記載の仕方などを新たに明記した.
  5. 新委員の就任
     2015年から,新委員として藤田剛氏に加わっていただく予定である。

〔和文誌編集委員長〕