鳥の学校 –第1回テーマ別講習会-

「僕らは標本にをする」

 

お待たせしました!知る人ぞ知る「形態学自由集会シリーズ」が「鳥の学校」に姿を変えて帰ってきました。

 

●目的

 はやりの理論のほとんどは、10年後にはもう誰も見向きはしません。しかし、記載研究の価値は100年経っても1000年経っても、失われません。にもかかわらず、日本鳥学において形態学はあまりにも軽視されています。

 なぜか?

 それは、双眼鏡一つでできる野外観察、パソコン一つでできるシミュレーションと違い、標本が必要だからです。標本に触れずに育った若者が、形態学の魅力を知らずに大きくなる現代社会の深い闇。この不幸の連鎖を断ち切るために、我々が標本を用意しましょう!

 講習会では、思う存分に標本を計測し、比較し、同定し、作成します。

 

●開催要領

日程: 9月24日(午後),9月25日(午前,午後)

場所: 熊本大学内

募集: 約25名(8/14現在 空席7

締切 :8月31日(金)17:00

資格: 日本鳥学会会員に限る。経験不問。

講師: 川上和人・山崎剛史・臼田隆行・梶田学・江田真毅・藤田祐樹(東から)

雑用係:川上和人・吉田保志子

参加費:検体の入手等に伴い実費をいただく場合があります(多くて数千円程度の予定)。

 

●プログラム

9月24日 13:30 〜 16:30(予定) 

「計測る日」

 標本は、その神秘の形態の裏側に、驚くべき真実を隠しています。測って測って測りまくれば、その姿があらわになります。この日は、脳内麻薬物質が出るくらい標本を計測し、比較します。夜は、飲みます(任意)。

 

9月25日 9:00 〜 17:00(予定)

「作成る日」

 標本は、誰かが作ってくれるものではありません。この日は、実際に検体から標本を作成します。仮剥製、骨格標本等を作成する過程で、標本が日常の一部だということに気がつくことでしょう。同時に、種間比較により、形態に内在する真実に肉迫します。夜は、飲みます(任意)。

 

● 申し込み方法

申込先 :川上和人(森林総研・鳥獣研)

記載事項:氏名、所属、住所、電話番号、E-mailアドレス

提出書類:誓約書(申込後書式送付、署名押印後、当日回収)

締切 :8月31日(金)17:00 満員御礼

備考 :

 

● 備考

・宿泊は各自でご用意下さい。

・ 標本作製には刃物を使用します。安全には極力配慮しますが、主催者は講義に伴うケガ、病気等には一切責任を持ちません。心配な方は各自保険にご加入下さい。

・ プログラムの一部のみの参加や見学はできません。

・ 感染症対策についてはこちら

 

● 注意

この内容は、主催者の都合により突然変更されることがあることをご了承下さい。

募集人数が30名から25名に変更となりました。ごめんなさい。