日本鳥学会

学会賞

黒田賞

趣旨

日本鳥学会は,日本の鳥類学の発展に貢献した黒田長禮・長久両博士の功績を記念して,鳥類学で優れた業績を挙げ,これからの日本の鳥類学を担う本学会の若手会員を対象に,黒田賞を授与する.

対象となるのは,鳥類学で優れた業績を挙げた本学会の若手会員である.

受賞者には賞状を授与し,副賞として賞金10万円を贈呈する.なお,副賞の財源は黒田長禮博士の形見分けとして寄付された黒田基金(および小口基金)である.受賞者は,受賞の対象となった研究業績について,原則として授賞式が行われる大会において講演し,その内容を含めた総説を鳥学会の学会誌に投稿する.

各年度の募集要項は,日本鳥学会誌各巻2号および学会ホームページで毎年10月に発表する予定である.


2017年度受賞者:長谷川 克(総合研究大学院大学・先導科学研究科)

黒田賞選考小委員会で審議の上,その答申をもとに基金運営委員会が審査を行なって評議員会に推薦し,上記の通り受賞者が選定された.

長谷川克氏は,日本のツバメを対象とし,特に性選択による進化に焦点を当てて研究を行なってきた.ツバメの性選択研究は,これまでヨーロッパの亜種を対象に主たる知見が蓄積されてきたものの,日本の亜種では全く異なる性選択がはたらいていることを,地道な研究をひとつひとつ積み重ねることで立証している.これまでの研究成果は,質量ともに秀でており,オリジナリティが高く,いずれも優れた鳥類学・行動学・生態学の国際誌に掲載されている.このような精力的かつ意欲的な研究によって,今後も日本の鳥類学の発展に大きく寄与することが期待される.長谷川氏のこれらの業績が高く評価され,黒田賞受賞者として選定された.

今年度の大会において,授与式と受賞記念講演が行なわれる.また,受賞内容は総説として日本鳥学会の学会誌に掲載予定である.


過去の受賞者一覧

  •   2010年度 天野達也
      2011年度 相馬雅代
      2012年度 山浦悠一
      2013年度 三上修
      2014年度 (該当者無し)
      2015年度 江田真毅
      2016年度 風間健太郎
      2017年度 長谷川克

内田奨学賞

趣旨

日本鳥学会は,本学会員のなかで優れた鳥学の論文を発表し,奨励が当該個人の研究活動の発展に大いに寄与すると判断される者を対象に,長年,日本鳥学会奨学賞を設けていた.2010年度からは基金名を冠とした内田奨学賞と改名した.

対象となるのは,単一または複数の優れた鳥学の論文を前年もしくは前々年に,国内外の学術誌に発表した者である.ただし,博士の学位をもつ者や博士の学位取得を目指し大学院に在学している者は対象者としない.

受賞者には賞状を授与し,副賞として賞金5万円を贈呈する.なお,副賞の財源は内田清之助元会頭の形見分けとして寄付された内田基金(および小口基金)である.


過去の受賞者一覧

1999年以前は,日本鳥学会100周年記念特別号「日本鳥学会100年の歴史」120-122ページをご覧下さい.

  •  内田賞
      2000年度 (該当者無し)
      2001年度 遠藤菜緒子・清水義雄
      2002年度 (該当者無し)
      2003年度 小池重人
      2004年度 小岩井彰
      2005年度 吉田保晴
      2006年度 (該当者無し)
      2007年度 (該当者無し)
      2008年度 堀江玲子
      2009年度 (該当者無し)
     内田奨学賞
      2010年度 (該当者無し)
      2011年度 (該当者無し)
      2012年度 (該当者無し)
      2013年度 渡辺朝一
      2014年度 (該当者無し)
      2015年度 (該当者無し)
      2016年度 (該当者無し)
      2017年度 (該当者無し)

助成

津戸基金によるシンポジウム開催の助成

趣旨

津戸基金は,1987年に日本鳥学会会員津戸英守氏が,日本の鳥学発展のために寄付された寄付金の運用のために設立されたもので,鳥学に関するシンポジウムの開催を助成する基金である.2年に1件,本学会会員が責任者となって開催する鳥学に関するシンポジウムを助成する.助成額は10万円を上限とする.募集要項は,日本鳥学会誌各巻2号および学会ホームページで,2年に一度,10月に発表する予定である.


津戸基金によるシンポジウムの開催(2017年度)

基金運営委員会

津戸基金によるシンポジウムの公募には,1件の応募があった.基金運営委員会がシンポジウムの内容,条件等について審査を行ない,評議員会に推薦し,10万円の助成が決定された.シンポジウムの内容は以下の通りである.

名称:チュウヒサミット2017

http://miebird.org/index.php/ja/16-announce/509-event201711h

責任者:近藤義孝

主催:日本野鳥の会愛知県支部,日本野鳥の会三重,名古屋鳥類調査会

共催:公益財団法人日本野鳥の会

日時:2017年11月18日(土)10~17時

場所:名古屋市立大学桜山キャンパス研究棟11階講義室大

テーマ:日本国内におけるチュウヒの生態とその保護の進め方について

参加費:無料(別途資料代1000円程度)

内容:「日本国内におけるチュウヒの生態について」多田英行

   「北海道におけるチュウヒの生態について」先崎啓究

   「環境省作成の『チュウヒの保護の進め方』について」浦 達也

   各地のチュウヒ繁殖地からの報告

   チュウヒの生態についてのポスター発表(午前10~12時)

参加申し込み:サミットは事前申し込み不要

       ポスター発表、チュウヒ繁殖地からの報告を希望する方は以下へ。

申込先:日本野鳥の会三重 近藤義孝

    Eメール fwhy4368@mb.infoweb.ne.jp

 

伊藤基金による国際鳥類学会議の参加補助

趣旨

4年に一度開催される国際鳥類学会議(IOC)に参加し,発表をおこなう若手会員を支援するため,参加補助を伊藤基金によって行なう.伊藤基金は本会会員伊藤信義の寄付により設立された基金である.助成の時期はIOC開催年の前年4月頃の予定である。


伊藤基金によるIOC参加補助金の申請募集

基金運営委員会

日本鳥学会は,2018年8月にカナダ,バンクーバーで開催される第27回国際鳥類会議(IOC2018)に参加し研究発表をする若手会員に補助金を交付します.補助金交付を希望される方は下記要項に従いふるってご応募下さい.今回は一人当たり25万円を2名に交付する予定です.交付者の決定は,基金運営委員会が選考小委員会の意見を参考におこないます.選考は発表内容(IOCへ提出したabstractおよび和文要旨)を60点,補助金を必要とする理由を20点,過去5年間の発表論文を20点満点で評価します.

1.申請資格:IOCで研究発表(口頭・ポスター・シンポジウム)を行う日本鳥学会会員で2018年末日に40歳未満の者.ただし他の機関等から会議参加に際して10万円以上の公的補助を受ける者および過去に本助成を受けた者をのぞく.

2.発表テーマ:鳥類学に関するもの.

3.申請書:ダウンロードはここから
指定の様式に氏名・生年月日・住所・電話・e-mail・所属または職業ならびに身分・補助金が必要な理由(経済的理由およびIOCでの発表を望む理由)・研究歴・過去5年間の主な発表論文(学会発表を含んでもよい)・IOCでの発表形式(口頭・ポスター・シンポジウム)を明記すること.なお,補助金が必要な理由には,他機関からの助成を得られにくい状況があれば具体的に記述すること.

4.申請方法:申請書と,IOCに提出する発表題目と英文abstract,および発表題目の和訳と発表内容の詳細を記した和文要旨(1200文字以内)を基金運営委員長にe-mailで提出すること.なお,和文要旨への図表の添付は1枚以内(図表は文字制限に含めない)とする.

5.申請締切:2017年12月28日必着.可能な限り余裕を持って応募すること.

6.申請先:日本鳥学会基金運営委員長 濱尾章二(hamao 'at' kahaku.go.jp)
申請の受け取りはメールで連絡しますので,もし受け取り確認メールが届かない場合はご連絡下さい.

7.選考結果の通知:2018年2月末日までに申請者に選考結果および理由を通知する予定.なお選考結果の概要は学会ホームページ等で公表予定.

8.報告:補助金交付を受けた者は,基金運営委員会に報告の義務を有する.報告の体裁は被交付者に追って通知する.報告は日本鳥学会誌および鳥学通信で公開される.

注)補助金交付を受けたにもかかわらずIOCで発表しなかった場合,申請書に虚偽があった場合は補助金を返却していただきます.

 

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