日本鳥学会


2024年度 津戸基金による助成対象シンポジウムの決定

2024年度の津戸基金によるシンポジウムの助成について、3件の応募がありました。基金運営委員会で、シンポジウムの内容、条件等について審査を行ないました。地域に密着した身近な内容であり参加者の裾野が広がりやすい企画であること、開催規模は小さいものの予算への本基金の貢献度が高いことなどに意義があると判断して、「大阪湾・海鳥っぷシンポジウム・この鳥を見よ」を助成対象として理事会に推薦しました。その結果、本シンポジウムに対する10万円の助成が決定されました。

基金運営委員会



助成対象シンポジウムの計画概要

※本計画は、津戸基金への助成申請時のものです。

名称:「大阪湾・海鳥っぷシンポジウム・この鳥を見よ」
責任者:風間美穂
主催:きしわだ自然資料館(岸和田市教育委員会)
日時・場所:
 ・2024年12月7日(土)
   岸和田市立公民館多目的ホール(講演会とシンポジウム)
 ・2024年12月8日(日)
   岸和田漁港周辺(現地観察会)

趣旨:大阪湾(特に大阪府側)は海辺に近づける場所が少なく、自然海岸が少ないことなどもあり、地元で鳥を見る人たちの間でも、海の鳥を見る人は多くない。そのためか、観察例も他地域に比べて多くない。カモメやウなど一般的に見られる海鳥でも、定期的な観察者がほとんどいないため、情報が少ない。
今回のシンポジウムでは、それら大阪湾の鳥の面白さを伝えることで、興味をもって海鳥を観察する人を増やすことを目的とし、大阪湾の海鳥の現状のほか、東京湾やその他の地域での長年に渡る観察事例の講演を行う。海鳥の面白さに加え、興味深い観察方法も紹介し、参加者との積極的な交流をはかる。

日程概要
〇12月7日(土)13:00~17:30 シンポジウム
 ・第1部:海鳥っぷ話題提供
  1)大阪湾の海鳥を見よ(納家 仁:日本野鳥の会大阪支部)
  2)海鳥の移動を見よ(平田 和彦:千葉県立中央博物館分館海の博物館)
  3)ウミウも見よ(箕輪 義隆:科学イラストレーター)
  4)大阪湾の人工干潟の鳥も見よ(風間 美穂:きしわだ自然資料館)
 ・第2部:海鳥っぷシンポジウム
  海鳥を見る面白さを話題提供者と参加者との間で語ろう
〇12月8日(日) 13:00~15:00 身近な漁港のカモメとカワウの観察会
  場所:岸和田漁港とその周辺(荒天中止)



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