日本鳥学会

和文誌

日本鳥学会誌における著作権の考え方

2010年1月1日
日本鳥学会

 日本鳥学会誌(Japanese Journal of Ornithology)では、投稿規定第8条において『掲載論文の著作権は本会に帰属する』と定めており、投稿論文の受理後に著作権移譲の手続きを行っております。また、2007年より開始された電子アーカイブの提供開始に際しましては、著作権条項が明らかでなかった過去の論文についても、当会に著作権が帰属することを告示し、会員の皆さまのご理解を戴いております。

 この度、日本鳥学会では、著作権はあくまで著作者の権利を守るためのものであり、著作者の利便性を損なうことを意図するものではないとの立場から『日本鳥学会誌 著作権運用ガイドライン』を定めました。また、これまでわかりにくいとの指摘の多かった許諾申請が必要かどうかを判断するための基準を『著作権利用申請基準』として規定しましたので、この機にご一読戴き、円滑な著作権運用にご協力戴きますようお願いします。

  1. 著作権の帰属
     日本鳥学会誌に掲載された全ての論文、記事、写真等の著作物に係る著作権は本会に帰属するものとします。

  2. 表紙写真の著作権
     前項に関わらず、表紙写真の著作権は撮影者に帰属します。ただし、学会は広報等に日本鳥学会誌の表紙を自由に利用することができるものとします。

  3. 著作権の発効時期
     論文の著作権は、最終原稿の受付と同時に発効するものとします。受理後に著作者全員を代表して責任著者に著作権移譲の手続きを取っていただきます。したがって、版組み前の最終原稿の著作権も本会に帰属します。
     論文以外の記事、写真等につきましては、著作権移譲の手続きを実施しませんが、最終原稿の受付と同時に、著作権が本会に帰属するものとします。

  4. 著作者による著作物の利用
     著作者(提供者)の利便性を損なわないため、自らの著作物の利用に際しては、別途規定する条件に適合する場合、本会の許諾を必要としない事とします。

  5. リポジトリのための利用
     機関リポジトリのための電子的利用については、著作者本人ならびに所属機関が、著作物の全文を著作者の個人もしくは所属機関のウェブサイトに掲載する場合に限り、Journal Archive版PDF(54巻2号以前)および刊行後1年を経過したJ-Stage版PDF(55巻1号以降)の転載を許諾します。この場合、別表に示す利用許可の条件に従った利用であれば、許諾申請の必要はありません。

  6. 第三者による利用
     上記4、5を除く、第三者の著作物利用に際しては、本会への許諾申請を必須とします。

  7. 許諾申請基準
     許諾申請が必要かどうかを判断するための基準につきましては別表に規定します。

別表.日本鳥学会誌掲載論文等の著作権利用申請基準 著作権問題検討チーム:濱尾、嶋田、市橋

申請者利用対象利用先媒体利用申請許諾申請が不要であることの条件利用許可の条件9)
時期その他の条件
著作者
(提供者)
論文1)の全文
論文以外の記事2)の全文
個人サーバー
または
所属機関サーバー
右記の条件を満たせば不要刊行1年経過後出版社版、
J-Stage版PDFの利用
-
論文1)の全文電子メール添付右記の条件を満たせば不要刊行後特定の個人に対する配信
出版社版、J-Stage版PDFの利用
-
論文1)の全部、
論文以外の記事2)
印刷物、講演等
その他の媒体
要申請10)--書誌情報5)の明示
著作権表示6)
論文1)の一部
(図表など)3)
個人サーバー、
所属機関サーバー
および講演
右記の条件を満たせば不要-書誌情報5)の明示-
論文1)の一部3)印刷物
その他の媒体
右記の条件を満たせば不要刊行後書誌情報5)の明示-
表紙写真4)不問不要---
著作者の
所属機関
論文1)の全文
論文以外の記事2)の全文
所属機関サーバー
(機関リポジトリ)
右記の条件を満たせば不要刊行1年経過後機関リポジトリへの登載
出版社版、J-Stage版PDFの利用
刊行2年経過後
出版社版、J-Stage版PDFの利用
第三者論文1)の全文
または一部
機関サーバー等要申請10)--J-Stage掲載PDFの利用
書誌情報5)の明示
著作権表示6)
JJOトップへのリンク7)
論文以外の記事2)機関サーバー等要申請10)--書誌情報5)の明示
著作権表示6)
JJOトップへのリンク7)
全て印刷物、講演等
その他の媒体
要申請10)--書誌情報5)の明示
著作権表示6)
表紙写真4)全て--撮影者の許可
全て紙によるコピー個人的に使用する私的利用の場合を除き、学術著作権協会8)へお問い合わせ下さい
1)論文:総説、原著論文、短報、技術報告、観察記録、意見等の査読のある全ての記事
2)論文以外の記事:会記、フォーラム、書評等の査読のない全ての記事
3) 同じ構図の写真は、論文の一部と同じ扱いとする。
4)表紙写真の著作権は、撮影者に帰属する。ただし、撮影者に通知することなく、学会の広報等に利用させていただくことがあります。
5)書誌情報例:著作者名、雑誌名、巻、号、頁、発行年など
6) 著作権表示例:Copyrights © The Ornithlogical Society of JapanAll rights reserved
7) JJOトップリンク先:http://ornithology.jp/wabun/
8)学術著作権協会
 〒107-0052 東京都港区赤坂9-6-41 乃木坂ビル
 Tel: 03-3475-5618 Fax: 03-3475-5619  E-mail:mail address
9)許可の条件は標準的な例であり、追加条件が設定される場合もあります。
10)著作権利用許諾申請書式
  申請は原則としてこちらのワードファイルに必要事項をご記入のうえ、鳥学会事務局(secretary@ornithology.jp)までメール添付でお送り下さい。
  申請内容によっては、さらに詳細をお伺いすることがあります。また、審査の結果、許可されない場合もあることをご承知おき下さい。

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