日本鳥学会

鳥類保護委員会

2023年5月10日 更新

日本鳥学会大会における総会決議の考え方と手続き内規の改訂について

 日本鳥学会では鳥類の保護や生息環境の保全などに関する学会員からの提案について、総会において決議して、それに基づき関係機関に協議・要望等を行っています。このたび総会決議についての考え方および手続きの内規を改訂いたしましたので、掲載いたします。

 総会決議についての鳥類保護委員会の考え方 鳥類保護委員会 (2023年4月1日改訂) 
 総会決議・鳥類保護委員会決議の手続きについて(内規) (2023年4月1日改訂)

(2023年5月10日追加)

日本鳥学会風力発電等対応ワーキンググループ


設立主旨と活動内容

自然再生エネルギー関連施設建設計画が加速する中、鳥類に与える影響が時に大きなものになる場合があることから、それに対応するために、風力発電をはじめとする自然再生エネルギー関連施設計画に特化した「日本鳥学会風力発電等対応ワーキンググループ」を鳥類保護委員会内に立ち上げることが2022年第一回評議員会(2022年2月21日開催)で承認されました。ワーキンググループのメンバーは以下の通りです。

浦達也(鳥類保護委員)、風間健太郎※(ワーキンググループ長)、佐藤重穂(鳥類保護委員)、澤祐介(鳥類保護委員)、白木彩子(鳥類保護委員)、先崎理之※、山口典之※ (※は鳥類保護委員外)

ワーキンググループは、①導入が加速する風力発電に対する学会の基本理念の策定、②鳥類研究者、行政あるいは電力事業者向けの鳥類影響評価に関する指針の作成、および③個別風力発電事業に対する意見書案の作成を主なタスクとしています。このうち①については2022年度総会での承認を目指し現在準備が進められています。

(2022年10月17日追加)

総会決議に基づき提出した要望書等


(仮称)苫東厚真風力発電事業に対する事業中止要望書

(仮称)苫東厚真風力発電事業に対する事業中止要望書(2021年総会決議)

(2021年12月18日追加)
参考資料
日本野鳥の会苫小牧支部報 あおさぎ238号(2021年11月号)※特集:厚真・むかわのタンチョウ
浜厚真の鳥類~浜厚真Bioblitz2021報告~( HOKKAIDO Ramsar NetWork )

2016年以前に提出した要望書等

上関原子力発電所建設計画に係る希少鳥類保護に関する要望書 (2008年度総会決議)
愛知県渥美半島での自衛隊ヘリコプター離着陸訓練場計画の再検討を求める要望書(2004年度総会決議)
中池見湿地の保全に関する要望書(2001年度総会決議)
やんばるの森の保護についての決議文(1999年度総会決議)
藤前干潟保護決議(1998年度総会決議)
諫早湾干潟の保全を求める決議書 (1997年度総会決議)

鳥類保護委員会が提出した要望書等


(仮称)苫東厚真風力発電事業に対する意見書について

会員からの要請に基づき、鳥類保護委員会は2020年11月1日付で風力発電の事業者へ、以下の意見書を提出しました。

(仮称)苫東厚真風力発電事業に関する意見書 TomatoAtsuma-iken20201101.pdf(誤字および引用表記を修正してあります)
 提出先 Daigasガスアンドパワーソリューション株式会社

(2020年12月28日追加)

秋田県由利本荘市沖洋上風力発電事業に係る鳥類保護に関する要望書について

会員からの要請に基づき、鳥類保護委員会は2020年2月3日付で秋田県へ、同年3月16日付で環境省へ、以下の要望書を提出しました。

(仮称)秋田県由利本荘市沖洋上風力発電事業に係る鳥類保護に関する 要望書(秋田県宛て環境省宛て
 提出先 秋田県知事、環境大臣

(2020年4月30日追加)

コウノトリ等の放鳥と給餌に対する考え方について

 学会事務局からの要請に基づき、コウノトリやトキの放鳥事業の際に餌として放流されるドジョウ等が遺伝的攪乱を生じさせる恐れがあるという問題提起について鳥類保護委員会で検討を行った結果、コウノトリ等が自然状態で十分な採餌ができる環境を整備することが重要であり、餌動物の放流は望ましくないことを確認しました。

 給餌に対する考え方については、こちらをご参照ください。Hocho&Kyuji.pdf

(2019年12月26日追加)

太陽光発電施設に関する環境影響評価等の法制度の整備を求める意見書について

会員からの要請に基づき、鳥類保護委員会は2019年6月3日付で以下の要望書を提出しました。

太陽光発電施設に関する環境影響評価等の法制度の整備を求める意見書
 提出先 環境大臣
 附 背景説明資料 Taiyoko-hatsuden-iken20190603.pdf

(2019年7月1日追加)

岩手県北上高地のイヌワシ生息地の保全を求める意見書について

会員からの要請に基づき、鳥類保護委員会は2017年7月10日付で以下の要望書をT提出しました。

岩手県北上高地のイヌワシ生息地の保全を求める意見書
 提出先 経済産業大臣、環境大臣、岩手県知事
 附 背景説明資料 Kitagami-Inuwashi-youbousho20170710HP.pdf

(2017年11月20日追加)

北海道北部地域の風力発電施設建設計画地における鳥類生息地の保全を求める要望書

会員からの要請に基づき、鳥類保護委員会は2017年7月10日付で以下の要望書を提出しました。

北海道北部地域の風力発電施設建設計画地における鳥類生息地の保全を求める意見書
 提出先 経済産業大臣、環境大臣、北海道知事
 附 背景説明資料  Douhoku-youbousho20170710.pdf

(2017年11月20日追加)

御蔵島のオオミズナギドリ繁殖地の保全を求める要望書について

会員からの要請に基づき、鳥類保護委員会は2016年11月9日付で以下の要望書を提出しました。

伊豆諸島御蔵島の世界最大のオオミズナギドリ集団繁殖地の保全を求める要望書
 提出先 環境大臣、東京都知事、御蔵島村長
 附 背景説明資料 MikuraYoubou20161109.pdf

(2016年11月9日追加)

過去の活動記録

委員会報告は各種委員会のページからご確認ください。

鳥類保護委員会のページ(旧サイト) へ

早矢仕(2012) にこれまでの活動がまとめられていますので、参照してください。
早矢仕有子(2012)鳥学会の鳥類保全への貢献. 日本鳥学会61巻特別号:84-86. hayashi.pdf

   

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