日本鳥学会会員の皆様
日本鳥学会2025年度大会「鳥類移動追跡研究支援」において,選考手続きに誤りがありました.会員の皆様には日本鳥学会執行部として深くお詫びします.
本支援は大会に際し,2つの企業より鳥類移動追跡のための送信機の提供を受け,大会参加者から送信機を利用した研究計画を募って,優れた研究計画2点に対して送信機を授与するものです.2025年度大会では本支援に5名から応募がありましたが,うち1名が審査の選考対象から漏れる事案が発生しました.事務局では,本件を把握後ただちに選考の公平性に関わる重大事案と認識し,臨時理事会を開催し,選考をおこなった大会支援委員会からの経緯,原因,対策の報告をうけ,内容を審議しました.選考にあたり応募者リスト作成と授与決定前の確認と連絡において誤りがあったことが確認されました.
日本鳥学会理事会は,不利益を被った応募者に深く謝罪し,大会支援委員会には,その日頃の活動に感謝するとともに,より慎重に選考をすすめるよう指示しました.再発防止策として,本選考担当者を2名以上とし,オンラインフォームなどを利用したうえで,一次審査終了時に全応募者に結果を通知し,余裕をもった期間設定で実施すること,最終確認を執行部でも共有することとしました.
日本鳥学会執行部は,会員の皆様,委員会やワーキンググループの活動が活発かつスムーズにおこなえるよう今後とも運営に努めてまいります.
日本鳥学会代表理事 綿貫豊
2025年12月1日