68巻2号の注目論文は江田さんの「考古鳥類学」の総説に

和文誌編集委員長 植田睦之

2019年10月発行の日本鳥学会誌68巻2号の注目論文は江田さんの「考古鳥類学」の総説になりました。

江田真毅 (2019) 遺跡から出土する鳥骨の生物学,「考古鳥類学」の現状と展望. 日本鳥学会誌 68: 289-306.

黒田賞受賞の総説であるこの論文は,遺跡から出土する骨により,人がどんな鳥を利用していたかということだけでなく,過去からの鳥の分布,形態,集団構造や遺伝的多様性などがわかること,そして今後の研究の展望についてまとめたものです。鳥学の新しい分野を開き,発展を促す論文と考え,注目論文とし選定しました。

論文は以下のURLより,どなたでも読むことができます。
http://doi.org/10.3838/jjo.68.289

S25C-919111110430.jpg
この記事を共有する