Island Biology 2026のご案内です。島嶼生物学の国際学会であるIsland Biologyが今年の11月に日本で開催されることとなり、2月から申し込みが始まっています。鳥学会2026年度大会と日程前半が重複する可能性がありますが、Island Biologyでのポスターコアタイムとほとんどのシンポジウムは期間後半に行われるため、鳥学会を終えてからご参加いただくことができます。場所も熱海なので、鳥学会会場の名古屋から新幹線直通です。
個人的に最後に紹介したいのは、AI関連の話題です。私は、生成AIが一般に普及する以前からプログラミングやAIの研究への応用に関心を持ち、2019年に「鳥類研究 x IT」と題して自由集会を実施しました。その後、オーストラリアの大学院でITを学びましたが、当時ChatGPTはまだ出ておらずIT専攻学生でもAIを使うことは一般的ではなかったため、プログラミングの課題はGoogleやStack Overflowであれこれ検索して試行錯誤しながら何週間も時間をかけて解決していました。それが今やChatGPTやGemini、Kiroなどに「こんなコード書いて」と言えば一瞬でコードを書いてもらえます(あの苦労は何だったのか・・・)。シェアオフィスでChatGPTという単語を聞かない日はないし、昨日作業していた公園のベンチでも隣のご高齢のご夫婦がChatGPTの使い方ついて1時間近く語り合っていて、今ではすっかりAIが日常に溶け込んでいるのを感じます。2025年の鳥学会大会でも、AIを用いた研究発表がいくつかありました。
本展では、小林の紹介のところに、蜂須賀正氏の著書「The Dodo and Kindred Birds」(1953)のために小林が描いた絶滅鳥モーリシャスインコの原画が展示されています。この原画は今回が初公開となります。
蜂須賀は「The Dodo and Kindred Birds」の原稿をイギリスの出版社に送った後、出版された本を見ることなく急死してしまいます。このような事情もあり、この絵は出版後、所在不明となっていましたが、熱海の蜂須賀別邸に勤務していた方から2018年に熱海市立図書館に寄贈されていたところ、2021年に小林重三研究の第一人者である園部浩一郎さんらが小林の原画であることを見出しました。本展示のため、熱海市立図書館へ絵をお借りしに伺ったのですが、なんと、小林が小林館長から小林の絵をお借りするという事態が起こりました。蜂須賀はエピソードの多い人生をおくった人でしたが、こんなところにもエピソードを作ってくれたのかしら、と思ってしまいました。