Island Biology 2026のご案内

Island Biology 2026のご案内

Island Biology 2026 実行委員長
安藤  温子(国立環境研究所)

Island Biology 2026のご案内です。島嶼生物学の国際学会であるIsland Biologyが今年の11月に日本で開催されることとなり、2月から申し込みが始まっています。鳥学会2026年度大会と日程前半が重複する可能性がありますが、Island Biologyでのポスターコアタイムとほとんどのシンポジウムは期間後半に行われるため、鳥学会を終えてからご参加いただくことができます。場所も熱海なので、鳥学会会場の名古屋から新幹線直通です。

特に若手研究者にとっては、旅費を抑えて国際学会発表ができる良い機会になると思います。島嶼生物に関連する進化、生態、保全など多様な分野で世界的に活躍する研究者も多く参加するので、間違いなく刺激になるはずです。

日本の島嶼フィールドで行われている研究をアピールし、国際的なネットワークを広げるチャンスですので、ぜひ参加をご検討ください!

大会webサイト
https://sites.google.com/view/island-biology-2026/home?authuser=0
学会本部のサイト
https://islandbiology.com/

開催期間:2026年11月2日〜6日
会場:熱海ニューフジヤホテル(静岡県熱海市)

シンポジウム申し込み締め切り:3月31日
早期登録締め切り:4月9日
一般発表申し込み締め切り:5月7日

一般参加費:35,000円 (後期39,000円)
学生参加費:25,000円 (後期29,000円)
*エクスカーションと懇親会は別会計

会場ホテルへの宿泊は割引価格になります。

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広報委員長交代のご挨拶

広報委員長交代のご挨拶

広報委員会 長谷川 理

 広報委員長交代の挨拶を執筆するにあたり、前任の上沖正欣さんが委員長に就任された際の挨拶を改めて読み返しました(https://ornithology.jp/newsletter/articles/588/)。その中で、本委員会がもともとは「ホームページ委員会」という名称であったことを知りました。誰かから聞いたことがあったような気もしますが、記憶には残っていませんでした。

 なるほど、これまで本委員会の主な業務がホームページの更新やサーバー管理であったのも、そのためだったのかと、今さらながら合点がいきました。

 私はIT技術に特別詳しいわけではなく、委員長就任にあたっては心許ない部分もありますが、上沖さんには引き続き学会事務局からサポートしていただけるとのことですし、本委員会メンバーの遠藤幸子さん、宮本竜也さんとともに、大切な役割をしっかり引き継いでいきたいと考えています。

 また、現在は名称も「広報委員会」となっていますので、サーバー管理などの業務にとどまらず、日本鳥学会員の皆さんの研究やその他の活動に関する告知・宣伝、さらには社会への発信・還元にも、より一層力を入れていければと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。

 なお、写真は記事の内容とは直接関係ありませんが、前任の上沖さんが着任時にキジの写真を掲載されていたので、私はイヌの写真にしました。きっと次の委員長はサルを掲載することでしょう。

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第39回日本鳥類標識協会全国大会開催記念公開シンポジウム「鳥を調べ、鳥に学ぶ」 開催報告と御礼

第39回日本鳥類標識協会全国大会開催記念公開シンポジウム「鳥を調べ、鳥に学ぶ」 開催報告と御礼

作山宗樹(第39回日本鳥類標識協会全国大会実行委員会事務局
/日本鳥類標識協会/日本野鳥の会もりおか)

 昨年11月8日に岩手県盛岡市で、第39回日本鳥類標識協会全国大会開催記念公開シンポジウム「鳥を調べ、鳥に学ぶ」を行いました。
 日本鳥学会から津戸基金の助成を頂き、お陰様で無事に開催できましたことに深く御礼申し上げます。
 当初2020年に行う予定であった本大会は、コロナ禍による中止を経て、5年越しで実現にこぎつけました。コロナ禍を挟んで社会情勢は多方面で変わり、特に各地でこれまで休止や延期されていたイベント開催が集中したことで会場の確保が難しくなり、また物価高の影響で当初の見込みよりも会場借用費や交通費等が値上がりする中、助成を頂けたことで憂慮なく開催することができ、大変助かりました。

 岩手を含む北東北では、鳥類に関する講演など一般向けの学術的なイベントが開かれる機会は少ないのですが、それでも岩手県在住の生態学研究者で構成される岩手生態学ネットワークの方々が年に1~2回生態学関連の講演会を開催されており、生態学に関心をお持ちの方は県内に潜在的に多数いらっしゃると思われます。
 そのような中、大会誘致を機に鳥類を主題としての自然を調べる面白さ、興味深さを広く一般の方に伝えられる場を設けられたらと考えました。特に標識協会のシンポジウムなので、鳥類を捕獲して初めて明らかになることを中心に据えて各講演者に依頼いたしました。聴いた方が生物の生態や行動、進化などに関心を持って頂くことを目的としました。

   会場となったJR盛岡駅西口の県営施設キオクシアアイーナ会議場にはスタッフを含め、120名の参加がありました。参加された方々からは「とても面白く、ためになる話だった」、「楽しく有意義な時間を過ごせた」等々の言葉を多数いただき、開催の趣旨を皆様にご理解いただけたものと感じられました。
   シンポジウムには4名の演者をお招きしました。最初の三上かつらさん(NPO法人バードリサーチ)は青森県下北半島のイスカの不思議な生態と形態について紹介されました(一部の内容は後日NHK「ダーウィンが来た!」で放映されました)。続く成田章さん(ウミネコ繁殖地蕪島を守る会(青森県立八戸聾学校))は、八戸市の蕪島で営巣するウミネコの生態について、お父上(成田喜一氏)から続く60年に亘る長期の標識調査から明らかになったことをお話頂きました。近年は地元の高校生との共同調査を始められるなど、ウミネコの保全活動の継続にも重点を置かれています。菅澤颯人さん(岩手大学獣医学部)は鳥類に寄生し、病原体(原虫)のベクターとして注目されるシラミバエの特殊な生態について、まだ未解明な部分が多い中、基礎的な生活史の把握と調査手法の開発に取り組まれているという話を、最後に高橋雅雄さん(岩手県立博物館)はオオセッカやオオヨシキリなど草原に棲む小鳥類の生態について、特に繁殖地への帰還率に着目した講演を頂きました。多岐にわたる話題を参加者皆様が熱心に耳を傾けられていたのが印象的でした。シンポジウムの要旨は日本鳥類標識協会のwebサイト(https://www.birdbanding-assn.jp)から閲覧やダウンロードできますので、ぜひご覧ください(同サイトの全国大会のページから第39回大会を選択してください)。

 開催に当たり、近隣県を含む野鳥の会各支部や生態学関連、地域の自然史、自然観察活動等に関わる団体・行政機関・博物館施設等から後援を頂き、宣伝活動をご支援頂きました。また、この繋がりを活用したいと考え、シンポジウム受付横にブースを設置し、いくつかの団体の今後のイベントや会員募集などのフライヤーを置き、交流や情報交換の場としました。最後にその後援団体のお名前を紹介させて頂きます。青森自然誌研究会/秋田自然史研究会/岩手県立博物館/岩手生態学ネットワーク/環境省東北地方環境事務所/公益財団法人宮城県伊豆沼・内沼環境保全財団/自然観察指導員ネットワーク岩手/東北鳥類研究所/特定非営利活動法人おおせっからんど/日本野鳥の会青森県支部/日本野鳥の会秋田県支部/日本野鳥の会北上支部/日本野鳥の会弘前支部/日本野鳥の会もりおか/日本野鳥の会宮城県支部/日本野鳥の会宮古支部の16団体・機関です。
 また、日本鳥学会の学会賞選考委員会(当時)の堀江様、早矢仕様からは数々のご教示を頂きました。ありがとうございました。

 写真撮影:伊達功氏

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広報委員長退任のご挨拶(とAIの活用について)

広報委員長 上沖正欣

シドニーのシェアオフィスからの眺め

12月末をもって4年間務めた広報委員長の任を終えるとともに、10年間在籍した広報委員会も任期満了となり退くこととなりました。

この4年間は一般社団法人化英文誌ペーパーレス化日本鳥類目録発行ダイバーシティ推進の学会宣言発出など、鳥学会として大きなニュースが続きました。2022年の委員長就任時の記事では「鳥学通信を充実させたい」と書きましたが、これについては4年間で120本余りの記事を公開することができました。鳥学通信自体をWordPress化して更新しやすい体制を整えたり、和文誌委員会の取り計らいにより、和文誌フォーラムに掲載されていた学会報告記事をタイムリーに掲載できるようになったことも大きかったと思います。研究室紹介の記事(とHPのまとめリンク)や、私が現在海外にいることから企画した海外で研究を行っている方にフォーカスした記事連載(海外での研究に興味がある方は、合わせて日本生態学会関東地区会会報No.61の特集記事も是非ご覧ください)などを見て、進学先を決めたり海外での研究に興味を持ったという声を聞くこともあり、進路に悩む方々にとって鳥学通信が役に立っているのであれば、これほど嬉しいことはありません。これも全て広報委員メンバーの、そして何よりご寄稿くださった会員の皆さまのご協力のお陰です。心より感謝申し上げます。

鳥学会HPに関しても、鳥類学に対する一般の方々の興味関心が高まっていることを示しているのか、ユニーク訪問者数は毎日約2,000名、SNS(X)のフォロワー数は現在約7,200名となっており、年々増加を続けています。今後は次期委員長の長谷川理さんへ襷をつなぎますが、引き続き鳥学会がおこなう調査研究保全活動について、会員内外に向けて情報発信してくれることと思います。また、会員の皆様も、情報発信や交流の場として、研究紹介やイベント告知、学会への提言などで鳥学通信を活用していただけますと幸いです。


個人的に最後に紹介したいのは、AI関連の話題です。私は、生成AIが一般に普及する以前からプログラミングやAIの研究への応用に関心を持ち、2019年に「鳥類研究 x IT」と題して自由集会を実施しました。その後、オーストラリアの大学院でITを学びましたが、当時ChatGPTはまだ出ておらずIT専攻学生でもAIを使うことは一般的ではなかったため、プログラミングの課題はGoogleやStack Overflowであれこれ検索して試行錯誤しながら何週間も時間をかけて解決していました。それが今やChatGPTGeminiKiroなどに「こんなコード書いて」と言えば一瞬でコードを書いてもらえます(あの苦労は何だったのか・・・)。シェアオフィスでChatGPTという単語を聞かない日はないし、昨日作業していた公園のベンチでも隣のご高齢のご夫婦がChatGPTの使い方ついて1時間近く語り合っていて、今ではすっかりAIが日常に溶け込んでいるのを感じます。2025年の鳥学会大会でも、AIを用いた研究発表がいくつかありました。

ただ、自分の研究にどうAIが役立つのかイメージしにくいという方もいるかもしれません。そんな方にまず読んでいただきたいのが 「アカデミアノート」 です。このサイトでは研究に使えるAIツールや論文管理ソフトなどに関する話題をはじめ、申請書の書き方や研究者としてのキャリアの考え方まで幅広く扱っており、学部生からベテラン研究者まで幅広い層に役立つ情報がまとめられています。アカデミアノートでは有料サービスの紹介が多いですが、もしまだAIを一度も使ったことがないという場合、まずはChatGPTGeminiCoPilotなど無料で気軽に使えるものから試してみることをお勧めします(有料ソフトでも裏側ではこれらのAIサービスを流用していることが多いです)。

例えばAIに論文PDFを読み込ませて表のデータをエクセルとして抽出したり、論文の英文法をチェックしてもらったり(言い回しや単語のチョイスがやや不自然なことはあれど、ネイティブの知り合いもAIの英文法は完璧だと言っていました)、処理が面倒くさいデータがあったら「このデータを自動で処理するRプログラム書いて」と頼んでみたり。研究について漠然とした問を投げかけても、新しいアイデアがもらえるかもしれません。忙しい同僚や友達にお願いするのは気が引けるようなことでも、AIなら気兼ねなく何でも頼むことができます。ドラえもんの誕生日はまだちょっと先ですが、「あんなこといいな、できたらいいな」という夢は、既にいくつか叶えられる時代になっているのです(どこでもドアも早く現実にならないですかね・・・)。

ただ、ここで改めて強調しておきたいのは、研究をAIに任せるべきだという話ではありません。質の高いデータを集め、その結果に意味づけを行うのは、あくまで研究者自身の役割です。AIはその過程を支援し、速度や精度を高めるための道具に過ぎません。AIはニューラルネットワークを用いているその仕組み上、コードや文法など規則性・一般性があるものは得意ですが、不規則な事象や特定の専門的知識が必要な内容に関しては不得意です。また、AIが誤った情報をもっともらしく提示する、いわゆる「ハルシネーション」やAIによるフェイク画像・動画などには十分注意しなければなりません。しかし、これはAIが登場する以前からある誤情報(デマ)と同様で、我々が正しい知識を持ち、複数の情報源を確認し事実確認を行う、という基本姿勢で対処できます。

今もう既にAIを使うのは当たり前になっており、使うかどうかではなく「どう使うか」が問われるフェーズに入ってきていると思います。鳥学会においても、新しい技術を積極的に、そして柔軟に取り入れることで、今後皆さんの研究がより良い方向へ発展することを願っています。

上沖正欣 Masayoshi Kamioki
キバタンに連絡先を教える私(AI画像ではありません)Photo by P. de Villiers
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第39回日本鳥類標識協会全国大会(岩手大会) 開催記念公開シンポジウム 「鳥を調べ、鳥に学ぶ」のご案内

第39回日本鳥類標識協会全国大会(岩手大会) 開催記念公開シンポジウム 「鳥を調べ、鳥に学ぶ」のご案内

第39回日本鳥類標識協会全国大会実行委員会事務局
作山宗樹

今年の11月に岩手県盛岡市で、日本鳥学会津戸基金の助成を受けて開催する公開シンポジウム「鳥を調べ、鳥に学ぶ」をご紹介させて頂きます。

鳥類の生態や行動、進化などを調べる際に、鳥類を捕獲・標識して初めて分かることがたくさんあります。今回北東北で初となる日本鳥類標識協会の全国大会開催を契機として、鳥類の生態研究を通じて、鳥を調べる面白さや興味深さをお伝えする場を用意しました。多くの一般の方々にご参加いただき、演者の方々には調査研究を広く分かりやすくお話いただきます。

できるだけ多くの方々に足を運んでもらうため、会場は盛岡駅に隣接する県営の300人収容可能な会議場としました。会場が駅に接している利便性から、県内はもちろん、近隣県の生態学・野鳥・自然観察に関わる複数の団体に後援をお願いし、広く宣伝頂いております。
なお、本講演企画は地元や隣県などの日本鳥類標識協会会員および日本野鳥の会もりおか会員によるボランティアで運営されます。翌11月9日に行われる標識協会会員向けの一般口頭発表会や標識協会総会とは切り離した形で行います。

開催概要およびプログラム

1.開催日時 2025年11月8日(土)13:50~16:30(13:20開場)

2.会場 いわて県民情報交流センター(アイーナ) 804会議場
(住所:〒020-0045 岩手県盛岡市盛岡駅西通1丁目7番1号)

3.主催 第39回日本鳥類標識協会全国大会実行委員会

4.入場料、申し込み方法および定員
 入場無料、事前申し込み不要、定員300名

5.講演者および講演タイトル
・三上かつら氏(NPO法人バードリサーチ)
  下北半島のイスカ―その形態と生態-
・成田章氏(ウミネコ繁殖地蕪島を守る会(青森県立八戸聾学校))
  1966年から2024年までの標識調査からわかるウミネコの年齢や移動について
・菅澤颯人氏(岩手大学獣医学部)
  鳥についてる変な虫:シラミバエの生態と病原体保有状況について
・高橋雅雄氏(岩手県立博物館)
  個体標識から分かったオオセッカや草原棲小鳥類の生態

6.後援団体
青森自然誌研究会/秋田自然史研究会/岩手県立博物館/岩手生態学ネットワーク/
環境省東北地方環境事務所/公益財団法人宮城県伊豆沼・内沼環境保全財団/
自然観察指導員ネットワーク岩手/東北鳥類研究所/
特定非営利活動法人おおせっからんど/日本野鳥の会青森県支部/
日本野鳥の会秋田県支部/日本野鳥の会北上支部/日本野鳥の会弘前支部/
日本野鳥の会もりおか/日本野鳥の会宮城県支部/日本野鳥の会宮古支部

7.シンポジウム特設webサイト
https://birdbanding-assn.jp/J04_convention/2025/2025taikaisympo.htm

本シンポジウムは日本鳥学会津戸基金の助成を受けて実施します。

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イベント案内「大阪湾・海鳥っぷシンポジウム この鳥を見よ!」

風間美穂(きしわだ自然資料館)

日本鳥学会津戸基金の助成を受けて開催する「大阪湾・海鳥っぷシンポジウム この鳥を見よ!」をご案内させていただきます。

海辺の鳥を観察したくても、海に近づける場所が限られている大阪湾。実は、いろいろな鳥が記録されています。また、大阪湾と別の海域を行き来する海鳥もいます。12月7日(土曜日)は、これら海鳥の面白さをお伝えするための講演会、というよりは楽しいお話会です。お気軽にお越しください。

講演会では大阪湾の海鳥の現状、東京湾やその他の地域で長年、海鳥を見てきた方による事例発表を聞き、シンポジウムでは講演者と参加者で、海鳥の面白さを語り合いましょう。はじめて鳥を見る方にもおすすめです。

12月8日は、岸和田漁港周辺で、カモメをはじめとする海鳥の観察会も行います。
12月7日(土曜日)のシンポジウムは申込不要ですが、12月8日(日曜日)は申込が必要です。

【シンポジウムプログラム】
<第1部:海鳥っぷ話題提供>
大阪湾の海鳥を見よ(日本野鳥の会大阪支部長 納家仁氏)
目で追えない時はロガーで見よ(千葉県立中央博物館分館海の博物館研究員 平田和彦氏)
ウミウも見よ・新海鳥ハンドブックのお話(科学イラストレーター・新海鳥ハンドブック著者)
大阪湾の人工干潟・阪南2区人工干潟の鳥も見よ(きしわだ自然資料館 風間美穂)

<第2部:海鳥っぷシンポジウム>
海鳥をみる面白さをわだい提供者と参加者の間で語ろう

  • 日時:2024年12月7日(土曜日)13時30分~17時・シンポジウム
    2024年12月8日(日曜日)9時00分~11時00分(観察会)
  • 場所:市立公民館多目的ホール(12月7日シンポジウム)・岸和田漁港とその周辺(12月8日観察会)
  • 講師:納家仁氏(日本野鳥の会大阪支部長)・平田和彦氏(千葉県立中央博物館分館海の博物館研究員)・箕輪義隆氏(科学イラストレーター)ほか
  • 定員:12月7日・小学生以上100名(小学生は保護者同伴)12月8日・20名(小学生は保護者同伴)
  • 費用:無料(12月7日)・50円(12月8日・傷害保険料)
  • 申込方法:当日13時より受付(先着順)・11月21日(木曜日必着)までに、往復はがきまたは電子メールに参加者全員の住所・氏名・小中学生は学年・電話番号・双眼鏡の有無を記入し、自然資料館「海鳥観察会」係まで。
  • 主催:きしわだ自然資料館・結・creation

本事業は日本鳥学会津戸基金および、船の科学館「海の学びミュージアムサポート」の支援を受けて実施します。

きしわだ自然資料館のホームページhttps://www.city.kishiwada.osaka.jp/site/shizenshi/tudokikinumidori2024120708.html

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2024年度の黒田賞と中村司奨励賞の受賞者、および津戸基金による助成対象シンポジウムが決定しました

基金運営委員会

基金運営委員会の選考報告を鳥学通信に再掲します。

黒田賞は、日本の鳥学会の発展に貢献した黒田長禮・長久両博士の功績を記念して、鳥類学で優れた業績を挙げ、これからの鳥類学を担う若手・中堅会員に授与する賞です。今年度の黒田賞は森口紗千子さん(日本獣医生命科学大学 獣医学部 野生動物学研究室)に決定致しました。

https://ornithology.jp/iinkai/kikin/kuroda_award.html#kuroda2024

9月13日から始まる2024年度大会において受賞記念講演が開かれます。
黒田賞受賞記念講演 (Winner of the 2024 Kuroda Award presentation)
9/15日(日) 14:30〜15:30 A会場 (弥生講堂一条ホール)

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中村司奨励賞は、国際誌に優れた論文を発表し、将来の鳥学会を担うことが期待される若手会員に授与する賞です。今年度の中村司奨励賞は飯島大智さん(東京都立大学大学院 都市環境科学研究科)に決定致しました。

https://ornithology.jp/iinkai/kikin/2024_nakamura.html

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津戸基金は、日本の鳥学発展のために寄付された寄付金の運用のために設立されたもので、鳥学に関するシンポジウムの開催を助成する基金です。今年度は、風間美穂さん(きしわだ自然資料館)から申請のあった「大阪湾・海鳥っぷシンポジウム・この鳥を見よ」を助成対象として決定致しました。

https://ornithology.jp/iinkai/kikin/2024_tsudo.html

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企画展「山階芳麿博士の作った図鑑」の紹介

小林さやか(山階鳥類研究所)

連日暑い日が続いておりますが、猛暑の中でも楽しめる企画展をご紹介いたします。

現在、我孫子市鳥の博物館では、山階鳥類研究所(山階鳥研)我孫子移転40周年を記念した企画展「山階芳麿博士の作った図鑑 —『日本の鳥類と其の生態』ができるまで—」を開催中です。

我孫子市鳥の博物館
展示の様子

山階鳥研の創設者・山階芳麿博士は、1934年と1941年に『日本の鳥類と其(そ)の生態』全2巻を出版しました。この図鑑は「山階図鑑」と呼ばれ、日本の鳥の三大図鑑のひとつと称されています。出版から90年が経った現在でも鳥類の研究をする多くの人達に活用されています。本展示では、山階図鑑の原稿、原画、この図鑑の挿し絵に使われた木口木版(こぐちもくはん)画の版木や摺り見本など、普段は公開していない山階鳥研の資料の展示や、山階博士をはじめ図鑑制作に関わった人達を紹介しています。

本展示は見る方の関心によってさまざまな楽しみ方ができます。日本の鳥類図鑑の歴史を紹介している点、山階図鑑の制作過程を資料で紹介している点、山階博士と同世代に活躍した鳥類学者を紹介している点などが挙げられますが、私がお勧めしたいのは、博物画家の小林重三(しげかず)や、山階壽賀子(すがこ)夫人の原画やスケッチ、それと、現在では希少となった技法の木口木版画の紹介です。

小林重三は、鳥類図鑑の制作を計画していた鳥類学者の松平頼孝(まつだいら・よりなり)に雇われ、松平邸で標本や飼育の鳥の写生をして腕を磨いていましたが、松平家の財政が厳しくなったことで、小林は失業してしまいました。しかし、小林の鳥類画の腕の良さから、山階博士はじめ、黒田長禮(くろだ・ながみち)、鷹司信輔(たかつかさ・のぶすけ)、蜂須賀正氏(はちすか・まさうじ)、清棲幸保(きよす・ゆきやす)など多くの鳥類研究者が小林に鳥類画を頼みました。日本の三大鳥類図鑑と言われる、通称、黒田図鑑、山階図鑑、清棲図鑑の絵は小林が手がけています。

本展では、小林の紹介のところに、蜂須賀正氏の著書「The Dodo and Kindred Birds」(1953)のために小林が描いた絶滅鳥モーリシャスインコの原画が展示されています。この原画は今回が初公開となります。

蜂須賀は「The Dodo and Kindred Birds」の原稿をイギリスの出版社に送った後、出版された本を見ることなく急死してしまいます。このような事情もあり、この絵は出版後、所在不明となっていましたが、熱海の蜂須賀別邸に勤務していた方から2018年に熱海市立図書館に寄贈されていたところ、2021年に小林重三研究の第一人者である園部浩一郎さんらが小林の原画であることを見出しました。本展示のため、熱海市立図書館へ絵をお借りしに伺ったのですが、なんと、小林が小林館長から小林の絵をお借りするという事態が起こりました。蜂須賀はエピソードの多い人生をおくった人でしたが、こんなところにもエピソードを作ってくれたのかしら、と思ってしまいました。

また、山階図鑑の特徴のひとつである木口木版画は、とても精密な線を再現できる技法で、小林の原画を版画で忠実に再現しています。原画と版画を比較できるように並べて展示していますので、今はもういない彫り師という職人がいた時代の、その技術の高さをぜひ間近で見ていただきたいです。

そして最後のお勧めポイントは、記念スタンプの鳥ちゃんです!山階図鑑の背表紙に描かれた鳥のデザイン画がおしゃれなので、どこかに使ってほしい、と希望したところ、博物館で記念スタンプを作ってくださいました。展示を見終わったところに置いてありますので、忘れずにスタンプを押して帰ってください。

企画展記念スタンプ
企画展記念スタンプ

本企画展は、11月4日まで開催しています。1カ月ごとに原画類を入れ替えますので、何度も足を運んで見てもらえれば嬉しいです。展示品は鳥の博物館のサイトから出展目録をチェックしてください。8月16日まではあちこちに「カンムリツクシガモ」が展示されているので、ぜひ探してみてください。

開催中のイベントなどは我孫子市鳥の博物館のサイトをご覧ください。

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世界自然遺産・知床における携帯電話基地局と太陽光パネルの設置計画の中止を求める意見への賛同について

鳥類保護委員会

標記の件につきまして、令和6年6月19日付で日本環境会議(JEC)より世界自然遺産・知床における携帯電話基地局と太陽光パネルの設置計画の中止を求める意見書が発出されました。日本鳥学会では、本意見書の趣旨に賛同することを表明しました。

世界自然遺産・知床における携帯電話基地局と太陽光パネルの設置計画の中止を求める意見への賛同について

 

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我孫子市鳥の博物館 第93回企画展「山階芳麿博士の作った図鑑」のお知らせ

我孫子市鳥の博物館・山階鳥類研究所

我孫子市鳥の博物館 第93回企画展 「山階芳麿博士の作った図鑑」

山階鳥類研究所の創設者、山階芳麿博士が出版した「日本の鳥類と其の生態」の制作経緯、関わった人達などを紹介する展示を、我孫子市移転40周年記念として、我孫子市鳥の博物館で開催しています。

山階鳥類研究所からは、普段は公開していない図鑑の原稿、原画、木口木版画の版木などを、また、博物画家・小林重三の初公開原画もお借りして展示しています。ぜひお越しください。

我孫子市鳥の博物館 第93回企画展
「山階芳麿博士の作った図鑑」ー『日本の鳥類と其の生態』ができるまでー

【日時】2024年7月13日(土)〜11月4日(月・祝)
※一部展示の入れ替えがあります
前期:7月13日(土)~8月16日(金)
中期:8月17日(土)~9月20日(金)
後期:9月21日(土)~11月4日(月・祝)
【会場】我孫子市鳥の博物館
【入館料】一般300円、大学・高校生200円

 

イベント情報(詳細は鳥の博物館ウェブサイト


●鳥博セミナー「もう一つの木版画 木口木版画・西洋と日本の歴史と技法 山階図鑑のイラストに使用された版画」

日時:9/22(日) 13:00~15:00
場所:鳥の博物館定員:先着50名(電話予約)講師:長島 充さん(画家・版画家)
内容:木口木版画の技法や西洋・日本での歴史についてお話しします 。また版画の実演も行います。


●鳥のサイエンストーク「山階図鑑とはどういうものだったのか」

日時:8/17(土) 13:30~14:15
講師:鶴見みや古さん(山階鳥類研究所)オンライン開催・申し込み不要・参加無料


●企画展を担当した山階鳥類研究所所員によるギャラリートーク

日時:8/31(土)、10/6 (日) 13:30~14:30
場所:鳥の博物館企画展示

展示のチラシは以下から↓
https://www.yamashina.or.jp/hp/event/images/202404torihaku_kikaku93_paper.pdf
我孫子市鳥の博物館のwebサイト↓
https://www.city.abiko.chiba.jp/bird-mus/
山階鳥研のイベントページ↓
https://www.yamashina.or.jp/hp/event/event.html#torihaku_kikakuten93

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