2015年12月31日
鳥学会会長 上田恵介
暮れも押し詰まり、いよいよあと少しで新しい年の始まりです。私の任期もあと数時間ですが、この場をお借りして、一言、ご挨拶を申し上げます。
会員の皆さま、この2年間、どうもありがとうございました。去年はIOCがあったので、学会のことをあまりじっくり考えるヒマもなく、1年が過ぎてしまいました。今年も大したこともできないまま、あっという間に過ぎてしまいました。
しかしいまあらためて鳥学会を眺めてみると、私や上の世代はもうほとんど運営メンバーにはいなくて、評議員会も各種委員会も、若い方々が活発に活動しています。この2年間、たしかに短い期間でしたが、私が会長をしたことで、少しは学会の若返りに弾みをつけることが出来たかなと思います。選挙制度の改革は、プロセスに少しごたごたがありましたが、それなりに新しい制度が発足し、新会長が民主的に選出されたことは喜ばしいことです(今後、毎回、複数の立候補者が出て、会長選挙が活発になるとうれしいのですが)。
大会規則の改定と若手向けの賞の創設もしたかったのですが、どうも私の段取りの悪さで、来年度に持ち越してしまったことについてはもうしわけなく思っています。西海新会長、どうかよろしくお進めください。
つい先日、元会長の山岸哲さんとお話ししました。「なんで鳥学会に出てこないんですか」という私の問いに、自分が出て行くと、どうしても若い人たちが発言を遠慮してしまうので、学会の運営にはよくないとおっしゃっていました。私も学会運営には今後は関わりませんが、研究は続けるので,若い方々に負けないようないい研究発表をしようと考えています(ポスター賞も年齢制限がなければ狙おうと思っていたのに・・・)。もちろん、私でお役にたてそうなこと(論文査読とか)はいくらでもお手伝いしますので、お申し付けください。
では、西海新会長と早矢仕副会長、新評議員のみなさま、それから山口事務局長と新しい事務局メンバーの皆さん。あとはお任せしますので、よろしくお願いします。
よいお年を。