長野県職員(環境保全研究所)募集のお知らせ

長野県環境部環境政策課より、長野県環境保全研究所の職員募集案内がありました。
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希少鳥類の保護・保全等にかかわる長野県職員の公募について

勤務予定機関:環境保全研究所(飯綱庁舎)

職務内容:鳥類生態に関する研究・普及啓発業務等
<具体的な職務>
・鳥類の生態、保護・保全に関する研究業務及び情報発信
・希少鳥類(ライチョウやイヌワシなど)の保護・保全に関する研究、施策の提案、支援等
・野鳥の会等との連携による鳥類の生息状況把握や情報収集
・野生鳥獣保護管理が必要な種(カワウやカラス類など)の生息状況把握や情報収集

採用予定人員:1名

受付期間:10月1日(火)~10月25日(金)

詳しくは下記の長野県HPをご覧ください。
https://www.pref.nagano.lg.jp/kankyo/kensei/soshiki/soshiki/saiyo/r6kanpoken_bosyu.html

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(2024年10月2日 事務局)

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滋賀県立琵琶湖博物館の学芸職員募集(動物生態学・鳥類)のお知らせ

滋賀県立琵琶湖博物館より、下記の通り学芸職員募集の案内がありました。

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採用職種:学芸員または学芸技師
採用予定人員:動物生態学(鳥類) 1名
採用の時期:令和7年4月1日
勤務先:滋賀県立琵琶湖博物館
受付期間:
令和6年9月30日(月)から令和6年10月30日(水)までの執務時間中。
郵送の場合は、令和6年10月30日(水)までの消印があるものに限る。

【問合せ先】滋賀県立琵琶湖博物館総務部総務課
〒 525-0001 草津市下物町1091
電話:077-568-4811
電子メールアドレス:de52●pref.shiga.lg.jp (●を@に変えてください)

詳細および必要書類は下記URLをご覧ください。
【滋賀県立琵琶湖博物館ホームページ】
https://www.biwahaku.jp/2024/10/post_218.html

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(2024年10月2日 事務局)

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日本鳥類目録改訂第8版の販売を開始しました

「日本鳥類目録改訂第8版」の販売を鳥学会ウェブサイトで開始いたしました。

ご注文は鳥類目録のページ「「購入申込フォーム」」よりお願い致します。

目録の編集にあたり、多くの皆様からご支援をいただきましたことに、心より感謝申し上げます。

目録編集委員会
委員長:西海 功
副委員長:金井 裕・山崎剛史
運営委員:小田谷 嘉弥・亀谷辰朗・齋藤武馬・平岡 考
委員:池長裕史・板谷浩男・梅垣佑介・大西敏一・梶田 学・先崎理之・高木慎介・西沢文吾・平田和彦

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(2024年9月30日 目録編集委員会)

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2024年度の黒田賞と中村司奨励賞の受賞者、および津戸基金による助成対象シンポジウムが決定しました

基金運営委員会

基金運営委員会の選考報告を鳥学通信に再掲します。

黒田賞は、日本の鳥学会の発展に貢献した黒田長禮・長久両博士の功績を記念して、鳥類学で優れた業績を挙げ、これからの鳥類学を担う若手・中堅会員に授与する賞です。今年度の黒田賞は森口紗千子さん(日本獣医生命科学大学 獣医学部 野生動物学研究室)に決定致しました。

https://ornithology.jp/iinkai/kikin/kuroda_award.html#kuroda2024

9月13日から始まる2024年度大会において受賞記念講演が開かれます。
黒田賞受賞記念講演 (Winner of the 2024 Kuroda Award presentation)
9/15日(日) 14:30〜15:30 A会場 (弥生講堂一条ホール)

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中村司奨励賞は、国際誌に優れた論文を発表し、将来の鳥学会を担うことが期待される若手会員に授与する賞です。今年度の中村司奨励賞は飯島大智さん(東京都立大学大学院 都市環境科学研究科)に決定致しました。

https://ornithology.jp/iinkai/kikin/2024_nakamura.html

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津戸基金は、日本の鳥学発展のために寄付された寄付金の運用のために設立されたもので、鳥学に関するシンポジウムの開催を助成する基金です。今年度は、風間美穂さん(きしわだ自然資料館)から申請のあった「大阪湾・海鳥っぷシンポジウム・この鳥を見よ」を助成対象として決定致しました。

https://ornithology.jp/iinkai/kikin/2024_tsudo.html

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企画展「山階芳麿博士の作った図鑑」の紹介

小林さやか(山階鳥類研究所)

連日暑い日が続いておりますが、猛暑の中でも楽しめる企画展をご紹介いたします。

現在、我孫子市鳥の博物館では、山階鳥類研究所(山階鳥研)我孫子移転40周年を記念した企画展「山階芳麿博士の作った図鑑 —『日本の鳥類と其の生態』ができるまで—」を開催中です。

我孫子市鳥の博物館
展示の様子

山階鳥研の創設者・山階芳麿博士は、1934年と1941年に『日本の鳥類と其(そ)の生態』全2巻を出版しました。この図鑑は「山階図鑑」と呼ばれ、日本の鳥の三大図鑑のひとつと称されています。出版から90年が経った現在でも鳥類の研究をする多くの人達に活用されています。本展示では、山階図鑑の原稿、原画、この図鑑の挿し絵に使われた木口木版(こぐちもくはん)画の版木や摺り見本など、普段は公開していない山階鳥研の資料の展示や、山階博士をはじめ図鑑制作に関わった人達を紹介しています。

本展示は見る方の関心によってさまざまな楽しみ方ができます。日本の鳥類図鑑の歴史を紹介している点、山階図鑑の制作過程を資料で紹介している点、山階博士と同世代に活躍した鳥類学者を紹介している点などが挙げられますが、私がお勧めしたいのは、博物画家の小林重三(しげかず)や、山階壽賀子(すがこ)夫人の原画やスケッチ、それと、現在では希少となった技法の木口木版画の紹介です。

小林重三は、鳥類図鑑の制作を計画していた鳥類学者の松平頼孝(まつだいら・よりなり)に雇われ、松平邸で標本や飼育の鳥の写生をして腕を磨いていましたが、松平家の財政が厳しくなったことで、小林は失業してしまいました。しかし、小林の鳥類画の腕の良さから、山階博士はじめ、黒田長禮(くろだ・ながみち)、鷹司信輔(たかつかさ・のぶすけ)、蜂須賀正氏(はちすか・まさうじ)、清棲幸保(きよす・ゆきやす)など多くの鳥類研究者が小林に鳥類画を頼みました。日本の三大鳥類図鑑と言われる、通称、黒田図鑑、山階図鑑、清棲図鑑の絵は小林が手がけています。

本展では、小林の紹介のところに、蜂須賀正氏の著書「The Dodo and Kindred Birds」(1953)のために小林が描いた絶滅鳥モーリシャスインコの原画が展示されています。この原画は今回が初公開となります。

蜂須賀は「The Dodo and Kindred Birds」の原稿をイギリスの出版社に送った後、出版された本を見ることなく急死してしまいます。このような事情もあり、この絵は出版後、所在不明となっていましたが、熱海の蜂須賀別邸に勤務していた方から2018年に熱海市立図書館に寄贈されていたところ、2021年に小林重三研究の第一人者である園部浩一郎さんらが小林の原画であることを見出しました。本展示のため、熱海市立図書館へ絵をお借りしに伺ったのですが、なんと、小林が小林館長から小林の絵をお借りするという事態が起こりました。蜂須賀はエピソードの多い人生をおくった人でしたが、こんなところにもエピソードを作ってくれたのかしら、と思ってしまいました。

また、山階図鑑の特徴のひとつである木口木版画は、とても精密な線を再現できる技法で、小林の原画を版画で忠実に再現しています。原画と版画を比較できるように並べて展示していますので、今はもういない彫り師という職人がいた時代の、その技術の高さをぜひ間近で見ていただきたいです。

そして最後のお勧めポイントは、記念スタンプの鳥ちゃんです!山階図鑑の背表紙に描かれた鳥のデザイン画がおしゃれなので、どこかに使ってほしい、と希望したところ、博物館で記念スタンプを作ってくださいました。展示を見終わったところに置いてありますので、忘れずにスタンプを押して帰ってください。

企画展記念スタンプ
企画展記念スタンプ

本企画展は、11月4日まで開催しています。1カ月ごとに原画類を入れ替えますので、何度も足を運んで見てもらえれば嬉しいです。展示品は鳥の博物館のサイトから出展目録をチェックしてください。8月16日まではあちこちに「カンムリツクシガモ」が展示されているので、ぜひ探してみてください。

開催中のイベントなどは我孫子市鳥の博物館のサイトをご覧ください。

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2025年度笹川科学研究助成の募集について

(公財)日本科学協会より2025年度笹川科学研究助成の募集についてお知らせが来ています。是非応募をご検討ください。

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■主な募集条件
【学術研究部門】
・大学院生等(修士課程・博士課程)
・35歳以下の任期付き雇用の若手研究者
・ただし、「海に関係する研究」は重点テーマとして支援し、雇用形態は問わない。
・助成額は、1件150万円を限度とする

【実践研究部門】
・学校・NPO職員等に所属している方
・博物館、図書館等の生涯学習施設に所属している学芸員・司書等
・年齢、雇用形態は問わない。
・助成額は、1件50万円を限度とする

■申請期間
・申請期間:2024年 9月17日 から 2024年10月15日 17:00 まで

■申請方法
Webからの申請となります。詳細は本会Webサイトをご確認下さい。
https://www.jss.or.jp/ikusei/sasakawa/

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(2024年8月11日 事務局)

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藤原ナチュラルヒストリー振興財団 学術研究助成(動物分野)のご案内

(公財)藤原ナチュラルヒストリー振興財団より第33回学術研究助成(動物分野・2024年度)お知らせが来ています。是非応募をご検討ください。

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当財団では、毎年ナチュラルヒストリーの研究を行っている研究者または研究グループに研究に必要な資金の助成を行っております。今年度の募集が始まっております。応募方法等を財団ウェブサイトでご確認のうえ、奮ってご応募ください。

【対象】
日本国内の大学、研究施設に勤務するか、または日本国内に居住し、ナチュラルヒストリーの研究を行っている個人またはグループ。ナチュラルヒストリーを、動物・非動物(地学・植物)の二分野に分け、このいずれかに対して助成します。今年度は、動物分野に対して、研究に必要な資金を助成します。
【助成金】
1件あたり 30 ~ 100万円
研究期間:2025年4月1日から1年間。ただし、助成金の使用期限は2026年2月末まで
【締切】
2024年9月1日(日) 当日消印有効
【応募方法等】
応募資格及び応募方法等を当財団ウェブサイトにてご確認のうえ、ご応募ください。
【問い合わせ先】
財団事務局 電話:03-3713-5635  e-mail: jyoseikin@fujiwara-nh.or.jp

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(2024年8月4日 事務局)

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世界自然遺産・知床における携帯電話基地局と太陽光パネルの設置計画の中止を求める意見への賛同について

鳥類保護委員会

標記の件につきまして、令和6年6月19日付で日本環境会議(JEC)より世界自然遺産・知床における携帯電話基地局と太陽光パネルの設置計画の中止を求める意見書が発出されました。日本鳥学会では、本意見書の趣旨に賛同することを表明しました。

世界自然遺産・知床における携帯電話基地局と太陽光パネルの設置計画の中止を求める意見への賛同について

 

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我孫子市鳥の博物館 第93回企画展「山階芳麿博士の作った図鑑」のお知らせ

我孫子市鳥の博物館・山階鳥類研究所

我孫子市鳥の博物館 第93回企画展 「山階芳麿博士の作った図鑑」

山階鳥類研究所の創設者、山階芳麿博士が出版した「日本の鳥類と其の生態」の制作経緯、関わった人達などを紹介する展示を、我孫子市移転40周年記念として、我孫子市鳥の博物館で開催しています。

山階鳥類研究所からは、普段は公開していない図鑑の原稿、原画、木口木版画の版木などを、また、博物画家・小林重三の初公開原画もお借りして展示しています。ぜひお越しください。

我孫子市鳥の博物館 第93回企画展
「山階芳麿博士の作った図鑑」ー『日本の鳥類と其の生態』ができるまでー

【日時】2024年7月13日(土)〜11月4日(月・祝)
※一部展示の入れ替えがあります
前期:7月13日(土)~8月16日(金)
中期:8月17日(土)~9月20日(金)
後期:9月21日(土)~11月4日(月・祝)
【会場】我孫子市鳥の博物館
【入館料】一般300円、大学・高校生200円

 

イベント情報(詳細は鳥の博物館ウェブサイト


●鳥博セミナー「もう一つの木版画 木口木版画・西洋と日本の歴史と技法 山階図鑑のイラストに使用された版画」

日時:9/22(日) 13:00~15:00
場所:鳥の博物館定員:先着50名(電話予約)講師:長島 充さん(画家・版画家)
内容:木口木版画の技法や西洋・日本での歴史についてお話しします 。また版画の実演も行います。


●鳥のサイエンストーク「山階図鑑とはどういうものだったのか」

日時:8/17(土) 13:30~14:15
講師:鶴見みや古さん(山階鳥類研究所)オンライン開催・申し込み不要・参加無料


●企画展を担当した山階鳥類研究所所員によるギャラリートーク

日時:8/31(土)、10/6 (日) 13:30~14:30
場所:鳥の博物館企画展示

展示のチラシは以下から↓
https://www.yamashina.or.jp/hp/event/images/202404torihaku_kikaku93_paper.pdf
我孫子市鳥の博物館のwebサイト↓
https://www.city.abiko.chiba.jp/bird-mus/
山階鳥研のイベントページ↓
https://www.yamashina.or.jp/hp/event/event.html#torihaku_kikakuten93

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2024年度「NHK アーカイブス学術利用」公募開始のお知らせ

NHKアーカイブス学術利用事務局より下記のお知らせがありました。

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NHKでは、アーカイブス保存の映像・音声を学術研究に利用していただく研究を募集しています。採択研究者は、東京・NHK 放送博物館、埼玉県川口・NHK アーカイブス、大阪放送局の閲覧室で希望のコンテンツを閲覧することが出来ます。

  • 2024年度閲覧期間:2024年10月~2025年3月 (1組30日まで利用可)
  • 対象者:大学、高等専門学校、公的研究所所属の職員・研究者、大学院生
  • 締め切り:2024年8月19日
  • 募集数:放送博物館 6 組、NHK アーカイブス 4 組、大阪放送局 2 組

応募要項はホームページをご覧ください。
http://www.nhk.or.jp/archives/academic/

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(2024年6月25日 事務局)

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